明治神宮大会を古豪高松商業が制しました。四国四商の中で最も甲子園から遠ざかっていた高松商。最近不振の四国勢ですが、増枠を確保し高松商は復活の象徴となるのでしょうか。秋季大会、明治神宮大会が終わって甲子園出場校も見えてきましたがこの段階でちょっと来年の甲子園大会を想像してみます。
明治神宮大会は例年東北・関東代表が強いですが、今年はベスト4に青森山田が残っただけで関東、東京代表は初戦で敗れてしまいました。
優勝高松商、準優勝敦賀気比で、この状況は2013年の大会に酷似しています。
それに対して関東一、白鴎大足利、八戸学院光星は初戦負けでした。
翌2014年の甲子園大会を見ると、センバツは優勝龍谷大平安、準優勝履正社、夏が優勝大阪桐蔭、準優勝三重。
ベスト4にしてもセンバツは佐野日大、豊川で夏が敦賀気比、日本文理。
佐野日大以外関東・東北勢の進出は成りませんでした。
神宮大会が翌年の甲子園地域別勢力の縮図と考えれば、来年の甲子園も2014年と同じ状況が現れても不思議ではありません。
各地区秋季大会の決勝進出校を見ると、お馴染の顔触れではありますがどうもワンパンチ不足している校名が並びます(失礼)
どこが勝ちあがってもおかしくない激戦必至の甲子園。
そういう状況が想像出来ます。
その中でやはり安定しているのが大阪桐蔭。
平成14年以降今年の夏までの14年間、春夏出場出来なかったのは僅か3回のみ。
大阪はかつてPL学園が同じように隆盛を誇っていましたが、今は完全に大阪桐蔭の時代で、甲子園に出てくるだけで優勝候補ですね。
滋賀大会では3位ですが、大阪1位、兵庫2位、京都1位を撃破しての決勝進出でした。
エースは沖縄からの俗に言う野球留学の現1年生。
まだまだ伸びしろがあるので皆さん覚えておいてください。
神宮大会準優勝の敦賀気比は相変わらず投打にバランスのとれたチームで完全に強豪校の仲間入りですね。
むろん来春センバツでも候補の一角を占める事になります。
各地区の秋季大会の結果を見ると県大会2位、3位校の優勝が目立ちます。
レベルが拮抗している証拠で、センバツの選考は例年以上に難航するケースが出てきそうです。
その分面白い試合が見られそうな甲子園。
出場校決定まで約3カ月。
つかの間のオフシーズンに入ります。