表題の通り、センバツ高校野球の代表選考の重要な要素となる秋季大会。
近畿大会は京都3位龍谷大平安が兵庫1位明石商業を2対1で下しました。
近畿の選考枠は6ですが、これが結構大変で・・・
近畿大会の結果
- 優勝 龍谷大平安(京都3位)
- 準優勝 明石商業 (兵庫1位)
- ベスト4 履正社 (大阪1位)
- 〃 智弁和歌山(和歌山1位)
- ベスト8 市和歌山 (和歌山2位)
- 〃 福知山成美(京都1位)
- 〃 報徳学園 (兵庫3位)
- 〃 大阪桐蔭 (大阪2位)
センバツ大会の予選化が顕著な秋季大会ですが、龍谷大平安が5年ぶり6度目の優勝。
一時の不振を完全に脱し、特にセンバツでは2014年優勝、2016年ベスト4と安定した成績を残しています。
今年は京都3位ながら秋季大会優勝で来春センバツで再び上位進出なるか注目です。
そのセンバツ、近畿枠6校のうち4校は地域性から見ても4強が選ばれるでしょうが、問題は残り2校。
これがとっても難しい状況となってしまいました。
各校パズルのような関係性
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、選考を複雑にする要因を、各校の対戦による状況から提示したいと思います。
- 和歌山2位ながら市和歌山は優勝した龍谷大平安に善戦している。
- しかし和歌山1位の智弁和歌山が準決勝で明石商に5回コールド負け。
- 京都1位の福知山成美は大阪1位の履正社に完敗。
- その履正社は準決勝で龍谷大平安に7回コールド負け。
- 福知山成美は龍谷大平安とは京都大会で対戦しておらず力関係が不明。
- 履正社のコールド負けは大阪2位の大阪桐蔭の選考に微妙に影響を与えるか?
- さらに大阪桐蔭は準々決勝で負けた相手、智辯和歌山までもがコールド負け。
- 但し、準決勝でコールド負けした2校はいずれもエースは登板していない。
- 実は1回戦で負けた京都2位京都国際だが、準優勝明石商が最も苦戦しており、龍谷大平安にも京都大会で7対6で勝っている。
- 奈良1位天理が龍谷大平安に善戦しており、地域性で完全消しと言えない。
- 報徳学園は準々決勝まで進んだが、そこで同県1位校明石商に完敗。兵庫3位ということもありあ、ベスト8で一番厳しい状況に置かれている。
だらだらと書いてしまいましたが、秋季大会の結果だけで判断するのは、帯に短したすきに長しという印象です。
どんぐりの背比べと言えば言いすぎでしょうか。
選考を複雑にしそうなのは準決勝が2試合ともコールドだったこと。
エースが出ていない訳ですから、これをもって、コールド負けした両校(智弁和歌山・履正社)に準々決勝で負けた2校(福知山成美・大阪桐蔭)がとんでもなく弱いということではなく、選考するにあたって、準決勝をどう扱うのかが注目されます。
エースを出さなかった2校の立場からすると、これはやむを得ないでしょう。
一人の投手を酷使するわけにはいかないので、2番手、3番手投手の育成は大きな課題です。
責めることは出来ません。
また、大阪桐蔭にはセンバツ3連覇と春・夏・春連覇がかかっており、選考に際しその部分がどう意識されるのか、されないのか、最も注目されるところでしょう。
出場校を考える
こういったことを整理した上で、近畿代表6校を選出してみます。
予想ではありません。
私ならこう選ぶという代表校6校を並べてみます。
あらら、大阪桐蔭選べませんでした。
実際には秋季大会で初戦負けの京都国際が選ばれるのは難しいでしょうが、繰り返しますが、これは予想ではありませんのであしからず。
滋賀県は残念ながらどう考えても難しいですね。
奈良県は地域性で天理の可能性はゼロではないですが、限りなく難しいでしょう。
来年のセンバツ大会は3月23日開幕。
出場校は1月25日に決まります。
果たして・・・。