野球放送後そのままフィギュアスケートに流れ込むスクランブル放送。
野球がさほど長引かないで良かった。
女子フリー鈴木明子選手の演技。
今シーズンで引退を表明しているのでこれが最後のプログラムとなる。
個人的にはもう少し抑揚があって盛り上がる曲の方が良いと思うが、
このまま熟成していって、ソチの舞台で現役最後となるスケーティングを披露するには最高の曲なのかもしれない。
オリンピックの舞台で演技を終えた後、スタンディングオベーションで大きな拍手を受け涙する鈴木選手の姿が想像出来る。
相変わらずの鈴木ワールド。
素晴らしい。
ロシアからはリプニツカヤ。
スケートアメリカに出場したラディオノワと同じ15歳。
だがリプニツカヤはぎりぎりでソチへの出場資格があるそうだ。
15歳とは思えぬ大人の表情を時折見せながら感情豊かに滑りあげる。
ラディオノワ、ソトニコワ、トゥクタミシェワなど15~17歳のティーンのスケーターが皆将来性豊か。
王国復活はすぐそこまで来ている感じだ。
男子はパトリックチャンが圧倒的に強かった。
ただ一人4回転ジャンプを成功させる。
何しろバンクーバー以降の世界選手権3連覇。
バンクーバーの時は跳べなかった4回転が今はほとんど失敗しない。
「私、失敗はしないので」という声が聞こえる。
ただこういった選手はオリンピックに縁がなかったりする場合がある。
これでオリンピックは大丈夫だ・・・というのは時期尚早だ。
実際に一番完成度が高かったのは2011-2012のシーズンのように思う。
チャンの敵はオリンピックの魔物か。
羽生も織田もジャンプがまずかった。
無良選手も同様だ。
羽生は昨年はシーズンは当初から4回転を成功しまくっていた。
SPの世界最高得点も出していた。
しかし、最後疲労の蓄積も重なってか、膝を故障してシーズンを終えた。
その影響が少なからずあるのではないか。
羽生らしい若さあふれるスケートがちょっと見られなかった気がする。
曲はロミオとジュリエットだが、ちょっと曲の選択を誤っている気がする。
鉄拳のパラパラ漫画「振り子」に使われている曲だった。
あれ音楽聞くだけで泣きそうになるんだよね。
選曲ってほんと大事だ。