驚くべきロシアティーンエイジャー達。
本当のところ、ロシア女子は次回ピョンチャンで王国奪回を成し遂げれば良しと思っていたんではないでしょうか。
もちろん地元ソチでも期待は持っていたでしょうが、何しろ皆若い、若すぎる。
世界を見渡せば浅田がキムがコストナーがいました。
しかしシーズン開幕と共に、ラディオノワが、リプニツカヤが、パゴリラヤ、ソトニコワが一気に才能を開花させました。
GPファイナルには上記4人が進出するという事になり、ソチ本番では見事ソトニコワが金メダルに輝いたのです。
あれから8カ月ロシアティーンズの勢いはいよいよ増すばかりです。
初戦ラディオノワは合計スコアパーソナルベストの195.47点で優勝。
2戦パゴラリヤもパーソナルベストに及ばなかった物の合計スコア191.81点で優勝。
復活トゥクタミシェワも初戦でSPでパーソナルベストを出しトータル2位。
現時点で1~3位までをロシア3人で占めています(トゥクタミシェワはワグナーと同ポイントながらスコアで上回る)
勤続疲労を考え今年のGPシリーズを欠場する選手もいる中、ロシアティーンズ達は怖いもの知らずです。
今週の第3戦カップオブチャイナではリプニツカヤが登場します。
今季シーズン当初から飛ばしに飛ばすトゥクタミシェワが早くもシリーズ2戦目の登場で2位以上を目指します。
2位になれば2戦合計26点でファイナル進出安全圏です。
日本からは村上佳菜子が今季初戦を迎えます。
村上がファイナル進出するためにはここで何としても2位以上を狙いたいです。
そうなれば村上の2戦目NHK杯ですがメンバー的に2位以上が狙えます。
そうすると合計26点となりファイナル安全圏です。
ロシア勢の間に入る事が出来るかどうか。
SPもフリーもオペラ座の怪人で役を演じ分けるという試み。
期待したいです。
初戦3位の宮原もNHK杯出場ですがファイナル進出を確実にするには優勝が必要です。
6戦までの顔ぶれをざっと見てファイナル進出選手を予想すると、
初戦優勝のラディオノワは5戦エリック・ボンバール杯でリプニツカヤ、アシュレイワグナー、初戦好演技を見せたシザーリオと顔を合わせます。
これはなかなか豪華なメンバー。
予断を許しません。
しかし順当ならラディオノワの3位以上は確実と思われ3位でも26点でファイナル進出です。
ここには今井遥も参加しますが、刺激を受けてパーソナルベストをたたき出して欲しいです。
2戦優勝のパゴリラヤは第4戦ロステレコム参戦。
ここにはオリンピックチャンピオンソトニコワが出場しますが、その他の顔ぶれを見ればパゴリラヤ2位以上はほぼ確実かと。
ソトニコワも初戦の堅さが出れば取りこぼす事も考えられ、現時点ではパゴリラヤがファイナル進出に最も近いと思います。
初戦の優勝は大きかったですね。
リプニツカヤとソトニコワは今シーズンの滑りを全く見ていないので(村上も同様ですが・・・)ここで結論付けるのは時期尚早なんですが、悪くてもリプニツカヤは1位と3位の26点、ソトニコワも2位と2位の26点でファイナル進出成るのではと思います。
ここまで見てきて結局ロシアティーンズ5人はファイナル進出。
残り1枠をワグナー、宮原、グレイシー・ゴールド、期待を込めて村上で争うという展開になりそうです。