影無茶のスポーツ24/7

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団体での日本の強さ

混合団体という聞きなれない種目で日本が優勝した。

何のこっちゃいなと思ったらこれがスキージャンプの事だった。

団体ジャンプと言えば長野で見せたあの感動的な金メダルが思い出されるが、

今回の世界選手権から混合団体なる種目が新設されたのだ。

その初代金メダルに日本が輝いたという事だ。

何といっても高梨沙羅さんが大きな得点源で、

期待通りといううか男女合わせても最長不倒を飛んだというんだからおそれいる。

男子もエース伊東大貴選手が安定していて危なげない優勝だった印象だ。

それにしても日本は種目を問わず団体競技は強い。

ジャンプ、複合、チームパシュート、バレー、フェンシング、なでしこ、卓球団体、水泳男女メドレーリレー

体操男子、アーチェリー女子。

個人ではあと一歩という種目でも、団体ではメダルに手が届く場合がある。

これは良くも悪くもいかにも日本らしい感じがするではないか。

チームで成果をあげるという考え方はビジネスにおいても良くある話で、それぞれが個人の力だけでなくチームとしての力を最大限に発揮出来るように協調して事に当たる。

欧米のように個人主義が発達している社会とは違うのだ。

平尾監督のラグビー代表チーム、サッカージーコジャパンなどは、個人個人が最大限の力を発揮し、その集合体としてチームが勝利するという考え方だったと理解しているのだが、やはりそれは日本人には合わなかったというのが今一つの成績に終わった理由ではないだろうか。

駅伝では自分の力以上の物を出してしまう事で倒れて動けなくなってしまう事がある。

これなどは自分の為に他の選手に迷惑をかけてはいけないという心理が強く働くからだ。

ロンドン男子メドレーリレーで北島さんを手ぶらで帰らす訳にはいかない・・・という台詞が有名だが、

この精神的なつながりの部分が日本の団体競技の強さだ。

ここにまた新たなメダル候補の競技が登場したって事か。

(いずれオリンピック種目になるだろう)