大谷翔平が2年連続のMVPを受賞した。
アーロン・ジャッジと共に、受賞は当然の雰囲気だった。
DHというマイナス要因を物ともせず、満票でのMVP。
その快挙を、日本人だけでなく多くのアメリカ人も祝福した。
ショウヘイ・オオタニは米国の地で完全に受け入れられている・・・そういった雰囲気が映像から見て取れた。
そんな記念すべき日、ハリウッド制作の「ミッドウェイ(2019年)」を観た。
特に意識した訳でなく、サブスクで過去の映画を見まくっており、たまたまミッドウェイだっただけだが・・・。
日本軍のパールハーバーへの攻撃で始まった太平洋戦争。
しばらくは日本優位な戦況が続いたが、このミッドウェイ海戦で日本は空母4隻を失い、多くの優秀なパイロットが戦死する大敗北。
情報戦に敗れた日本にとって、運命を変えた5分間と呼ばれ、太平洋戦争の大転換点となった戦いを描いた作品だ。
ハリウッド制作だが、比較的日本に対する敬意も見られるのが救われる。
日本海軍の主要な将校を日本人キャストが演じており、言葉も日本語、それも役者本人の声で発せられているので、違和感は最小限に抑えられている。
日米双方で、過去幾度も映像化されているが、事実を知っているので見るのが辛い。
ならば見なければ良いという声が聞こえてきそうだが・・・。
戦争では多くの命が失われる。
日本はまもなく戦後80年。
「戦争を知らない子供たち」という歌は1970年に発表された楽曲だが、当時は戦後25年で、戦争下を生き抜いてきた人が多数を占めていた。
今や多くの人が戦争を知らない。
平和ボケと言われて久しいが、平和が永遠に続くに越したことはない。
今も世界のあちらこちらで戦争が起こっている中、私たちが出来ることは平和を願い、絶対に戦争を起こしてはいけないという意識を持ち続けることだと思うのだ。
朝、大谷のMVP受賞の瞬間を見たからかもしれないが、ミッドウェイを鑑賞してより平和の尊さを感じた次第だ。