影無茶のスポーツ24/7

ルール知らなくても面白く読んでいただけることを目指します

オリックス森脇監督懺悔の挨拶・オリックスのチーム作りを考える【日刊ベースボール】

オリックスバファローズ森脇監督が本拠地最終戦でファンに向けて挨拶を行った。

不本意な成績を詫び、来季のCS進出を誓った。

3試合を残した時点で65勝71敗5分。

残り全敗しても5位は確定している。

過去の栄光時代のオリックスは今回は置いといて、今年の成績について考えてみた。

チーム全体の成績を見ると防御率が3.28とリーグ1の成績だ。

打率は.256で3球団が並んでいるが得点が499と断トツに低い。

あきらかにちぐはぐなチーム状況を表わしている。

今年バファローズは思いきった選手補強を行った。

その選手達は前のチームで主力だった選手も入れば、環境を変える事で潜在的な能力を発揮できるのではという選手もいた。

この大胆な補強は何とかAクラスを確保しCS進出を実現しようと思ったからに他ならない。

この補強の結果については検証しておかねばならないだろう。

まず何と言っても糸井選手。

この選手がオリックスに来るなんて当時誰も思っていなかった。

このスポーツナビの投稿も関連記事で大賑わいだった。

今年の主な成績は。

139試合、打率.297、本塁打17、打点61、2塁打32、3塁打2、四死球73、盗塁33、出塁率.382、長打率.465。

まず文句のつけようがない成績だろう。

本塁打は自己最高だし、2塁打も多い、盗塁も多い。

打率は3割に僅かに及ばないが、日ハム時代オリックスには強かったので、その分影響が出たのかもしれない。

それは対左投手の成績にも表れてて、昨年まではオリックスの左投手にはやたらに強かったが、オリックスに入った今年は対左投手打率が.241とかつてない程低い。

しかしながら数字で見る限り糸井選手はその実力を充分に発揮したと言える。

ジャイアンツから移籍の東野。

2012年は全く調子が上がらず1勝もあげれなかったが、ジャイアンツの水が合わないとも言われ、心機一転持てる力を出す・・・かと思われた。

ところが目立ったのは新聞に載ったジャイアンツ批判とも取れる記事だけだったという状況。

5試合登板1勝3敗防御率7.85投球回数18イニングでは何も語れない。

日ハムから糸井と共にやってきた八木。

新人王を取るも良い年と悪い年がはっきりしており果たしてどうかと思われたが、悪い年のめぐり合わせだったようで、

3試合登板0勝2敗防御率8.18投球回数11イニングと東野よりさらに数字的には悪い状況だ。

忘れてはならないのがソフトバンクまさかのプロテクト漏れで話題になった馬原。

果たして右肩は大丈夫なのか?

馬原が戦力になるのかならないのかはそれに尽きた訳だが森脇監督は敢然と指名した。

結果は

3試合登板1ホールド防御率0.00投球回数3イニング。

打者10人に被安打0。

今季については全く戦力にならなかったというのが現実。

ただ森脇監督の「来季こそCS」の言葉の中には馬原の復活があるのは間違いない。

本拠地最終戦、1イニングを3人で抑え、来季こその思いを持ったに違いない。

馬原、佐藤、平野で勝利の方程式完成なるか。

他に頑張った選手として西武から移籍の原、ジャイアンツから移籍の山本等いてるがやはり投手が思うように働けなかったのは大きく響いた。

結局大きな手術を行った割に、結果は昨年から8勝の上積みしか成らなかったというわけだ。

かつて強かった時代の選手が抜け、バファローズの選手を受け入れて一時的には活性化したが、それも長続きせず、現在に至った感じを受ける。

今年投打で核になるべき選手を獲得したが、今年1年ではチームとしてまとまり切れなかったという事だろう。

来年に向けてはリーダーの出現。

1点にこだわるつなぎの野球。

これをポイントにチーム力を上げて欲しい。

かつての強さを知る私から見て今のバファローズは見るに忍びない。

復活を望む。

(データはヌルデータ参照させていただきました)