また一人名物監督が第一線から姿を消す訳で高校野球を何十年も見続けている者にとって寂しい限りです。
初優勝が永川投手を擁して、達川氏、金光氏のいた広島商を決勝で破った時。
思えばあの頃の高校野球も熱かったですね。
この初優勝時から現在に至るまで、好投手に力強い打撃、双方揃ったバランスの良いチームを作り続けてきました。
横浜高校と言えば、甲子園常連のみならず、プロ野球に進んでも活躍する選手の割合が高く、基礎がしっかり出来ている事の証明にもなり、それは即ち渡辺監督の指導力の賜物と言える訳です。
高校野球では指導者の力はとても大きく、各高校を渡り歩く監督も見受けられる中、横浜一筋50年。
その圧倒的な存在感は他校からも大きな壁であり目標でもあったことでしょう。
長年にわたって監督という激務を努めてこられた訳ですから身体も相当傷んでおられるようですが、まだ70歳。
まずはしっかりと身体をケアしていただき、来春からは甲子園大会の解説で今まで以上に出演して歯切れのよいお話を聞かせて頂ければと願います。
本当にお疲れさまでした。