影無茶のスポーツ24/7

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ドライバー、スタッフが前を向き続ける限りマクラーレン・ホンダを応援する

F1選手権第8戦オーストリアグランプリが終わりました。

優勝は予選2位から絶好のスタートでトップに立ったニコロズベルグが最後まで逃げ切り今季3勝目。

ドライバーズポイント争いでトップをいく僚友ハミルトンに10ポイント差まで肉薄してきました。

3位争いはウィリアムズのマッサがフェラーリ陣営のピットミスの間にベッテルを抜き最後までその座を守り抜きました。

フェラーリは予選でのライコネンへのコミュニケーションミスなど今回らしからぬところを見せてしまい、それがモロ成績に表れてしまった感じです。

さてマクラーレンですが、今回もアロンソが何とオープニングラップでライコネンと接触でリタイア。

この事故がけっこう紙一重の危険な物で、両者が無傷でいられたのはちょっと奇跡に近い物があったように思えます。

いずれにしても、アロンソはショートノーズ採用車で出来るだけ多くの周回を重ねデータを収集するとしていただけに全く持って残念なリタイアということになってしまいました。

さらに悲運はこれに留まらず、バトンまでもが8周でリタイア。

森脇さんはギアボックスと話していると通訳していましたが、インテークシステムセンサーのトラブルだそうです。

いずれにしても、これで2戦続けて2台ともリタイア、アロンソは未だポイントゼロ・・・と全く希望の窓が開かない状況が続いています。

このレース、アロンソもバトンも重いペナルティーを課せられており、ポイントゲットは困難な状況でした。

その上、次戦以降の為のデータ収集も出来ず、はっきりいって収穫ゼロというレースになってしまいました。

上位入賞者の車はほとんどメルセデスパワーユニットを搭載しており、その差は途方に暮れる程の印象を受けてしまいます。

しかし、レース後のアロンソ、バトン、エリック・ブーリエ、新井氏達、チームスタッフはここでも前向きなコメントを発してくれています。

レッドブルは今年不振に陥ってますが、ルノーとの関係がどうも末期的になっているようです。

そういったチームを見るにつけ、マクラーレンとホンダの協力体制は依然として強固な物であります。

さらに6月にホンダの新社長に就任したばかりの八郷隆弘氏がオーストリアGP決戦の地に赴いたとのこと。

これはこれからもホンダはF1を大切にしていくという表明でもあり、モチベーションも維持されるでしょう。

この関係が続く限り私も期待して流れが変わるのを待ち続けたいと思います。

次回はマクラーレンのお膝元イギリスグランプリ。

将来への光明が見えるようなパフォーマンスを期待しています。