マクラーレンとの契約解消。
トロ・ロッソとパートナーシップを結ぶ。
正式発表されてから初めてのレースとなるシンガポールGP。
レース以外の話題が大きすぎてレース自体は二次的な感じとなってしまいました。
もっとも、それはホンダを応援している立場だからこその感想で、そうでない人にとってはやはりレースが最も気になることでしょう。
私といえば、残りのレースで有終の美を飾ってほしいと前回書きながら、どうも集中出来ない自分がいます。
先にレース結果を記しておくと、
ストフェル・バンドーン 7位 ベストリザルト
フェルナンド・アロンソ リタイア(8周目)
カルロス・サインツ 4位
ダニール・クビアト リタイア(10周目)
〇ルノー
ジョリオン・パーマー 6位
ニコ・ヒュルケンベルグ リタイア(48周目)
ダニエル・リカルド 2位
マックス・フェルスタッベン リタイア(オープニングラップ)
オープニングからいきなりフェラーリの2台が消える大波乱。
アロンソも巻き込まれて結局リタイア。
特にアロンソは8番手からのスタートでしたが、スルスルと内に切れ込んで一気に3番手まで上がっていたのに事故に巻き込まれてしまいました。
ここらあたりさすがの集中力を見せてくれたアロンソでしたが、どうも今年はどう転んでもアロンソの年ではないということなのでしょう。
モリカケ・・・いや、タラレバに意味がないのはわかっていますが、あそこで事故に巻き込まれなかったら。う~んかなりいい線行けたでしょうね。
残念!
代わりと言ってはあれですがバンドーンが自己ベストの7位。
来季もマクラーレン・ホンダの一員として応援したかったですね。
今回の契約解消トライアングルの中で来季ルノーへの1年限定移籍が決まったトロ・ロッソのカルロス・サインツが何と4位!
来季トロロッソホンダに彼はいませんが彼個人には間違いなく風が来ている印象です。
関係した4チーム、一人がポイント獲得、一人がリタイアというの面白い結果でした。
個々のファステストラップもカルロス・サインツが1分46秒537、バンドーンとパーマーが1分46秒722と全く同タイム。
こうなったらルノーには負けたくありません。
今回新たな契約が交わされた後、ホンダのモータースポーツ部長がマクラーレンと組むことの難しさと、トロ・ロッソとはいい仕事が出来る・・・というような発言をしていますが、あまりそういうことは話さないほうが良いと思います。
特にマクラーレンとの関係性についてですが、それでは過去の16戦15勝時代を含めた成功の歴史は何だったのかと問いたいです。
今回、確かにホンダには長いブランクがありましたが、成功を信じてパートナーシップを再び組んだはずなのに結果論としてあのコメントは不要だったと思います。
まあ、それはさておきトロ・ロッソと新たなパートナーシップを結び、ここで結果を出せば確かにレッドブル・ホンダという魅力あふれる組みあわせの実現可能性が一気に高まります。
私が一時F1に興味がなくなったのは、実はレッドブルが強かった時代だったんですが、レッドブル・ホンダとなると話は別です。
そのためにも、まずは今シーズンの残りにベストを尽くし、ルノーに変更したマクラーレンに少々の悔いを残させ、来季は必ずやルノーより戦闘力で上をいくパワーユニットを作り上げてくれることを願っています。