ついに来春センバツ高校野球から甲子園でもタイブレーク制が導入されることが決まりました。
選手の体調管理が目的と謳っていますが、結局投手の酷使を避けるということが一番の導入理由でしょう。
実際には最近エースが一人で大会の全試合を投げる高校は減少傾向で複数投手を擁するチームが増えてきました。
しかし、2番手3番手投手がエースと同等の力を持っている高校はよほどの野球名門校にしか出来ない芸当です。
実際複数投手を擁していてもエースと2番手以下の投手の力の差が大きい場合が普通で、それが今夏の選手権でホームランの多発、乱打戦の増加の要因の一つになっていると思います。
今回導入されたタイブレークは延長12回までは従来通りで13回からの導入とあります。
ちょっと中途半端な印象です。
体調管理目的で導入するならば延長はタイブレークで、すなわち10回から導入すれば良いんですよ。
どっちつかずの中途半端は一番いけません。
何回であろうがタイブレークを導入すれば各方面から非難を浴びることは間違いありません。
どうせ非難を浴びるなら思い切って10回から導入すれば良いのです。
どちらの顔も立てるから13回からという結論に至ったのでしょう。
本当は球数制限や1回の登板で150球以上投げた投手は翌日登板禁止などの方法が良いと思いますが、最初に書いたようにそんなに投手が揃えられないという現実があります。
そう考えると、結局はタイブレーク導入が(ただし10回から)一番良いということになってしまうのでしょうね。