影無茶のスポーツ24/7

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今年の集大成、世界フィギュアが始まった!

いよいよ今シーズン最後を飾る(国別対抗はちょっと置いといて)世界フィギュアが始まりました。GPシリーズ、国内選手権、各大陸選手権を経てトップスケーターが一堂に会する世界フィギュア。やはりあの選手はひとり異次元にいました・・・。

まずはフィギュアに関する投稿がちょっと心配な状態になっていたのがどうやら終息しそうでホッとしました。

いつも記事を読ませて頂いているブロガーさんの大人の対応が救いでしたが、ちょっと見るに忍びなかったですからね。

さて本論。

実は時差の関係で昨日の午前中に早々に結果を知ってしまった私は、ジャッジペーパーをプリントアウトして、それを見ながらテレビを見るという、ある意味開き直った?観戦方法を選択しました。

とにかく羽生選手のGOEが相変わらず凄い。

世界チャンピオン3人衆の4T+3T選手権で羽生が3.00、フェルナンデスが2.29、チャンが2.57。

ワンダーボーイ”ボーヤン・ジンが4Lz+3Tに果敢に挑んだものの、マイナス1.54で上記3選手に基礎点+加点では下回ってしまうのがフィギュアスケートの難しいところでしょう。

羽生選手が演技終了後雄叫びをあげて、あのマラドーナがWカップで得点を決めてカメラに向かって吠えたのを思い出し、ちょっとドーピングが気になりましたが、羽生選手に限ってそんなことは20000%ないでしょう。

とにかく昨年、GPシリーズ中国杯で大きな怪我を負い、その後も満身創痍で試合に出続けた時とは状態面で雲泥の差がある今年。

日本選手権後、ここまでの期間改めて調整出来たのはコンディショニングとしては良かったと思います。

身体もケアしながら一から演技のチェックが出来る。

それでいて期間があいたことで早く試合をしたいという渇望が120%に充電されたエネルギーを放出させ、あのような雄叫びにつながったのだと思います。

過去に何度も書きましたが、GPシリーズNHK杯で突如ブレイクスルーしたこのショートプログラムが元々私は大好きで、イーグルからジャンプ、そしてイーグルという動と静のコントラストがたまらなく魅力的な訳です。

さらに、相変わらず羽生のトリプルアクセルは素晴らしく、4回転ばかりが注目されますが、このトリプルアクセルがあるからこそ羽生は他の選手の追随を許さないのです。

それが証拠にあれだけ観衆をうっとりさせるパトリック・チャンですが、相変わらずトリプルアクセルは苦手の様で、もうこれは克服が不可能なんではと思うほどです。

こうやって見ると、やはり将来的に脅威となるのはボーヤン・ジンということになるのでしょうか。

世界選手権がいかに特別な舞台なのかということはボーヤン・ジンが緊張していたことでわかります。

あれだけ軽々飛べていた4回転ジャンプが安定感に欠けたのは緊張のなせる技でしょう。

しかし今回こそGOEでマイナスをもらってしまいましたが、その基礎点17.90というのは、いやはや、とにかくこのエレメンツだけで20点超えが出来る訳ですから、ジャンプに相当な比重が置かれている現行採点方式では結局将来羽生に勝てる可能性となればジン選手しかいないように思える訳です。

そんなこんなで始まった今年のワールド。

明日は4大陸を休んでリフレッシュなった(はず)浅田真央選手に安定感が代名詞になった感の宮原選手、大好きプログラムの本郷選手登場の女子SPです。

ほんと、日本選手ばかりの感想ですいません(汗;)