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プロ野球開幕!セ・パ順位はオープン戦チーム防御率から、すでに見えている

オープン戦が終了したと思ったら、早くも中3日でペナントレース開幕。今年のプロ野球は息つく間がありません。大変な問題を積み残し先行き不透明な中での開幕ですが、ここではその問題には触れず、ペナントの行方について考察することにします。

私は結局いつの時代も野球は投手力を中心とした守りが一番大事であると考えています。

見ていて面白いのは確かに派手な打撃戦であり、ズラッと強打者が並んでいるチームに魅力を感じる方は多いでしょう。

しかし極端な話、相手に点を与えなければ勝つことが出来なくても負けることはありません。

QS:クオリティスタートという言葉がここ数年特に強調されるように、先発投手が試合を作らなければ勝つ可能性は限りなく小さくなってしまいます。

先発投手が6~7回を投げ切れば、勝利の方程式の出番です。

近年、抑え投手の重要性は増すばかりです。

それも当初はクローザーばかりスポットライトが浴びせられましたが、近年ではセットアッパーの重要性を誰もが理解するようになりました。

我がジャイアンツもマシソン、山口、西村のスコット鉄太朗が盤石だった年とそうでない年では天と地ほどの差がありました。

今年の各球団の投手力は果してどうなのか・・・。

実はそれはオープン戦のチーム防御率に如実に表れています。

オープン戦は勝敗も打撃成績もあまりあてになりませんが、実はチーム防御率だけはペナントに直結すると考えています。

そこで今年のオープン戦のチーム防御率を過去3年間さかのぼって記してみると。

セリーグ)  今年  H27年 H26年 H25年

スワローズ  4.53 2.86 5.30 3.67

ジャイアンツ 2.89 3.21 3.90 2.25

タイガース  1.93 2.12 3.69 3.97

カープ    2.62 4.08 4.33 3.20

ドラゴンズ  3.55 3.26 2.94 4.67

ベイスターズ 2.17 2.49 4.01 4.18

パリーグ

ホークス   1.91 1.84 2.00 2.99

ファイターズ 3.48 3.11 2.79 3.40

マリーンズ  2.74 3.00 3.20 4.28

ライオンズ  2.80 3.06 3.50 2.53

バファローズ 4.08 3.13 4.18 3.96

イーグルス  2.96 2.40 2.63 2.17    

昨年はオープン戦投手力が前年より大幅に改善されたスワローズとパリーグ1位のホークス。

一昨年はオープン戦防御率パリーグ1位のホークスとセ2位のタイガース。

その前はセもパもオープン戦防御率1位だったイーグルスジャイアンツが日本シリーズを戦いました。

昨年のスワローズは山田選手の活躍など打撃陣が目立ちましたが、投手力も改善されていたことが上の数字からわかります。

パリーグはホークスが盤石の強さを見せつけていますね。

今年はと見ると、パリーグは今年もホークスが頭一つ抜けた状態であることがわかります。

大谷投手のファイターズですが、数字の上では苦しいという結果。

CS進出をかけてマリーンズ、ライオンズ、イーグルスの3球団の争いは熾烈を極めるでしょう。

セリーグは昨年に続いてオープン戦防御率1位のタイガースがアニキ金本新監督のもと、今年こそ優勝へと燃えることでしょう。

ついでベイスターズが昨年よりさらに数字を良くしています。

昨年シーズン半ばまでは大いにセリーグを盛り上げたのも、オープン戦チーム防御率がその活躍を約束していましたね。

さて愛すべきラミチャンの采配力や如何に。

カープマエケンの抜けた穴が大きいと見られるのは仕方ないですが、今年の2.62という数字は昨年の4.08から比べると大幅に改善されています。期待していいんじゃないでしょうか。

逆にスワローズはCS進出も難しいと言わざるを得ない数字です。

さてここまで書きましたので今年は順位予想までいってみようと思います。

セリーグ

1位 タイガース

2位 カープ

3位 ベイスターズ

4位 ジャイアン

5位 ドラゴンズ

6位 スワローズ

パリーグ

1位 ホークス

2位 ライオンズ

3位 イーグルス

4位 マリーンズ

5位 ファイターズ

6位 バファローズ

以上のように考えてみました。