アゼルバイジャンGPの結果をまず最初に。
フェルナンド・アロンソ 9位完走 2ポイント獲得!
ストフェル・バンドーン12位完走
ついに、やっと、念願の、待ちに待った、ポイント獲得です。
予選段階から波乱続出。
決勝も何が起こるか分からないと言われていましたが、実際波乱の連続で7台がリタイア。
完走しても何かしらトラブルに巻き込まれた車が多かった今回のレース。
その中で2台共エンジンも車体も最後まで持ちこたえたことは素直に喜びたいです。
2ポイントはさすがのドライビングを見せたアロンソへのご褒美ということで。
カナダではポイント獲得寸前でリタイアを余儀なくされていたので本当に良かったです。
さて今回はGPの結果もさることながら今後に向けて光が見えた事が何より嬉しいです。
金曜のフリー走行でホンダはスペック3エンジンをアロンソのマシンに積んでいました。
ギアボックスの故障で完全にその性能を確かめるまでには至りませんでしたが明らかな数値向上が見られたようです。
アロンソは新スペックを搭載したフリー走行でトラブルに見舞われた時「エンジン、エンジン」と叫んだようですが、アップグレードしたエンジンで彼に「これなら満足だ」と言わせてみたいですね。
元々バクーのコースはマクラーレン・ホンダにとって厳しいと言われていたのと、パワーユニットのコンポーネント交換によりアロンソが40グリッド、バンドーンが35グリッド降格ペナルティが課せられることもわかっていたのでスペック3は次戦で投入と決められていました。
レース参加は20台前後なので35でも40でも最後方からスタートに変わりありませんが、次戦に降格の数字を持ちこさないのはありがたいです。
考えたら不思議ですがこれは助かります。
既に今季のエンジン投入制限数は超えており、何か手を加えればグリッド降格がついてきますので持ち越しとなれば大変です。
これで少し風向きが変わってくるのではないでしょうか。
明らかに得意とは思えないコースでポイント獲得。
スペック3についてはブーリエも「パフォーマンスに改善が見られたことはいいことだ」と一定の評価を与えています。
相変わらずマクラーレンとホンダの決別やアロンソ離脱の話題で賑わっていますが、正式決定が成されない限りはゴシップです。
まずは2週間後オーストリア。
長谷川氏はアロンソにもバンドーンにもスペック3を搭載させると語っています。
カナダの前、予定が立たなかった状況に比べれば明らかな前進です。
もちろんこれからも4、5と投入されるでしょうが、まずはステップ3。
実際に運転するドライバー2人がどんな感想を語るか。
7月7日フリー走行での感触が良ければ一気にムードが良くなると思われます。
ホンダにとって勝負どころを迎えました。
オーストリアで明らかな進歩が見られればマクラーレンの地元イギリスGPはポジティブな気持ちで迎えられます。
ステップ3。
通過点とは言えその実力を早く見たいです。
最後にベッテルの行為について一言。
心にブレーキを持って欲しかったです。
残念。