影無茶のスポーツ24/7

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GPシリーズを終えて男子編・羽生4回転アクセル挑戦発言の意味する物

シーズン前半ひとつのヤマ場GPファイナルが終わりました。

男子は羽生が4連覇、女子はメドベジェワが2連覇。

終わってみれば額面通りの結果になりました。

ソチから3年、男子は4回転を跳ぶだけでなくバリエーションと回数が重要視される時代になってしまいました。

ハン・イエン選手と悪夢の激突から早や2年。

いまだに私はあのシーズンは休養するべきだったと思っていますが、そのシーズンでもGPファイナル優勝という奇跡。

常に全力で目の前の壁を超えてくる。

それが羽生結弦なのです。

ソチからのライバル、パトリック・チャンの美しく気品あるスケーティングは見る者を魅了しますが、アクセルがとにかく苦手。

ハビエル君は世界選手権2連覇が示すようにここ一番の強さは特筆ものですが、羽生が持てる力を出し切っていれば結果は違っていたとも考えられます。

ようするに羽生は常に自分自身との戦いなのです。

今回のGPファイナル、フリーだけを見ると3位。

絶対王者の称号を得る為には、到底満足のいく内容ではなかったでしょう。

チャン、フェルナンデス以外の若手の台頭。

宇野、チェン、ジン。

この3人がピョンチャンでは最大のライバルに成長してくると羽生は思っているはずです。

何しろ4回転を簡単に跳んでいる(ように見えてしまう)チェンとジン。

羽生を含む3人が皆ジャンプを失敗しなかった場合、技術点だけ見ると羽生がチェンとジンを上回るのは容易ではありません。

出来栄えで差がついた時に初めて上回る事が出来るのです。

しかしフィギュアスケートは技術と美しさのトータルで競うもの。

演技構成点では羽生がまだ圧倒的にリードしています。

SPとフリーを合わせれば15点以上のアドバンテージがあります。

私はピョンチャンまではこの優位を保てると考えています。

羽生が大きな失敗をしないことは絶対条件ですが・・・。

そういう意味では羽生にとっては宇野選手の方が怖い存在かもしれません。

宇野の演技には、これぞ宇野!と誰もが思えるような華があります。

4回転も十分に跳んでくる。

演技構成点ももらえる。

宇野の成長は日本勢にとっては大きいです。

たちまちは世界選手権(代表入りは間違いないでしょう)。

宇野がどこまで大舞台で持てる力を出し切れるのかを注目したいです。

さて、羽生選手。

ソチでは金メダルに輝きましたが演技としては満足いく内容ではありませんでした。

ピョンチャンで誰も文句をつけようがない圧倒的な演技をして金メダルを取る。

それが彼の目標、到達点です。

常に完璧を求め課題を見つけてくる。

それもこれもピョンチャンで最高の演技をして金メダルを取るため。

私は勝手に、それを成し遂げたら羽生は競技スポーツとしてのフィギュアを退くのでは・・・と考えていました。

ところがファイナル後のインタビューで羽生選手何と「ゆくゆくは4回転アクセルに挑む」

的なことを語りました。

今まで氷室光二郎しか跳んだことがないクワドアクセル・・・

冗談はさておき、この発言に私はぶっとんでしまったのです。

羽生はチェンやジンに大きな刺激を受けている事は間違いありません。

その刺激が羽生の闘争心に更なる火をつけピョンチャン以降も彼らと争いながら王者の冠を渡さない。

そういう覚悟のように聞こえたのです。

おそらく身体はすでにほぼほぼ限界だと思います。

リップサービスなのでしょうか?

いや、彼にリップサービスは似合いません。

来季オリンピックシーズンにチャレンジするのは危険すぎます。

これはやっぱりピョンチャン後も現役を続ける気持ちを・・・というか、やめることなどさらさら考えていないというのが実際の所なのでしょう。

今年の世界選手権は絶対に取らなければなりません。

やっぱり羽生にはかなわない。

他の選手にそう思わせるのが今季の世界選手権であり、それがピョンチャン五輪での金メダルに王手をかけることにつながるのです。