影無茶のスポーツ24/7

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夏の甲子園100回記念大会 雑感③ 打高投低は見るには面白いが投手に負担がかかりすぎる

甲子園も今日が6日目、前評判の高い高校が勝ち抜くケースが多いですが、そうでなかった結果もあり、例年通り悲喜こもごもです。

ここまでの結果を見ると、地域性の偏りがなく各地区ほぼ均等に勝ち上がってますね。

5日目で全ての地域の学校が登場しましたが(北海道は北海道・東北で括っています)全滅の地域はなく、均等に勝ち上がっています。

ここまで偏りのない結果は久々ではないでしょうか。

個人的に一番の番狂わせは近江対智辯和歌山

近畿在住の私は近江高の野球もよく知っており、センバツでもけっこう高く評価していましたが、今回は智辯和歌山が上回ると思っていたので驚きでした。

近江はここで4人の投手の継投を見せました。

センバツで登板した二人に加えさらに二人。

以前準優勝した時も3人の投手を上手く使っていましたが、智辯戦で見せた継投は今後の高校野球のあるべき姿に見えました。

それにしても智辯和歌山にとっては残念な結果。

大阪桐蔭の選手が、まずは目の前の試合に全力を尽くす・・・的なことを話していましたが、もしかしたら智辯は打倒大阪桐蔭の意識が強すぎたのかもしれませんね。

それを抜きにしても近江強かった。

侮れません。

 

投手といえば目に付いたのが、金足農の吉田投手と創志学園の西投手。

吉田投手、素晴らしいですね。

恥ずかしながら情報を得ていませんでしたので驚きました。

金足農って出れば強いイメージを個人的に持っていましたが、やっぱり強かった(笑)

西投手は鹿児島実業の定岡投手を思い出しました。

外角速球のコントロールが良く、あれがきまれば打てません。

ただ、炎天下の夏の甲子園

ようやく平年並みの温度になってきましたが、一人の投手を連投させて何百球も投げさせるのはどう考えても正気の沙汰ではありません。

予選を見れば吉田君はずっと一人で投げていたようです。

西君は1試合他の投手に任せて休んでいます。 

この辺が上位進出を狙う場合カギとなるのでしょう。

 

選手の健康管理を考えて導入されたタイブレークもついに実現しました。

いきなりノーアウト1、2塁で始まる訳ですからこれはもう野球ではありません。

でもやむを得ないですね。

選手は疲れを声にも出さず、とことんまで頑張ってしまいます。

周りがそれを止めてあげないといけません。

ベンチ入り選手人数も限られているし。

選手の健康管理のため、試合を終わらすためには必要です。

私はタイブレーク導入は基本賛成です。

でも心理的には後攻有利だなあ~。

 

健康管理面では、今後もっと制限がかかるでしょう。

投手の球数制限と登板間隔制限。

基本的には投手への負担軽減策が主。

どんどん野球が野球らしく無くなっていきますが、これも時代が変わったということ。

私は個人的に、時代と逆行しますが、高校野球は金属バットから木製バットに戻すことで投手の負担は軽減されると思っています。

壮絶な打撃戦は少なくなるでしょうが、確実に投手への負担は減ります。

球数も少なくなるでしょうし、精神的な面も含め疲労度も違います。

確かに経費は増えてしまいますが(バット代)一考の余地はあるのでは?

ここまでの今大会を見て、そう思いました。

トロロッソ・ホンダを応援し続ける記事 ダニエル・リカルドのレッドブル離脱で来季ドライバーラインアップが混沌

レッドブル残留が確実と言われていたダニエル・リカルドが電撃のルノー移籍。

その波紋は大きく、来季数チームのドライバーラインアップが混沌としてきました。

まずはリカルド離脱の考えられる原因。

ルノーが提示した好条件。

レッドブルではマックス・フェルスタッペンがナンバー1ドライバーの位置づけ。

③ホンダエンジンよりルノーエンジンの戦闘力を評価。

上記のどれか一つが要因ということではなく、比率は異なるでしょうが全てが移籍を決断するにあたって重要なファクターになっていたのでしょう。

それにしても、ホンダを応援する者にとって③は非常に悔しいです。

やむを得ません。

ここまでは明らかにホンダよりルノーの方が結果を出してきましたからね。

しかし今後はわかりませんよ。

リカルドの決断が吉と出るか凶と出るか、今の段階では誰にもわかりません。

リカルドにとっては人生を左右する大きな決断でした。

レッドブル・ホンダのダニエル・リカルドが見られないのはちょっと残念です。

 

それはもう仕方がないことですが、これで来期のドライバーが大変なことになってきました。

もしかしたら今期中にその影響が出てくる可能性も有りえます。

今の状況を整理します。

レッドブル

マックス・フェルスタッペンのみ確定で残り1名が未定。

本来ルノーにレンタル移籍中のカルロス・サインツが戻ってくるべきだが、フェルスタッペンと確執があり、共に同じチームで走るのを拒否ってる。

ルノー

ダニエル・リカルドニコ・ヒュルケンベルグ確定で、行き場のなくなったカルロス・サインツが浮く。

マクラーレン

フェルナンド・アロンソのインディ転向とストフェル・バンドーンシート損失の噂が後を絶たず、浮いたカルロス・サインツとテストドライバー、ランド・ノリス、総替えの可能性も。

トロロッソ・ホンダ

ピエール・ガスリーレッドブル昇格可能性とブレンドン・ハートレー、シート損失の噂が絶えず、来期はいったい誰がシートに座るのか予断を許しません。

 

リカルドの移籍だけで大変な状況。

アロンソレッドブルに移籍するという報道もありました。

これにはちょっと驚きましたが、実現の可能性はほとんどないでしょうね。

アロンソにはホンダへのアレルギーが残っていると思います。

正確にはF1においてのホンダエンジンへの疑念ですが・・・。

いくらレッドブルシャシーが優れていると言っても、マクラーレン3年間でいい思いをしていませんからね。

ただ、そのことを抜きにすれば、(抜きには出来ないですよねえ)アロンソレッドブル移籍はチーム構成上レッドブルとしてはベストな気がします。

フェルスタッペンはまだ二十歳の若者。

サインツとコンビを組むことを拒否。

ガスリーが昇格した場合、同じフランスでガスリーが年上。

F1での経験はフェルスタッペンが長いですが、ガスリーも闘志が表に出てくるタイプで、フェルスタッペンと相性があまり良いとは思いません。

アロンソならいくらフェルスタッペンでも文句は言えないでしょう。

私が願うベストの上記3チームのドライバーは以下の通りです。

レッドブル アロンソ フェルスタッペン

トロロッソ ガスリー サインツ

マクラーレン ノリス バンドーン 

アロンソレッドブル移籍の実現性はほとんどないと書きましたが願望として。

あくまで理想ですけでも・・・。

マクラーレンこれではちょっと弱いし、正直、まったくわかりません。

 

夏の甲子園100回記念大会 雑感② いよいよ開幕 組合せを見ての感想

5日から第100回記念大会が始まる甲子園。

先日組合せ抽選会が行われベスト8までの山が決まりました。

baseball.yahoo.co.jp

10年ごとの記念大会で出場校は56(史上最多)。

1回戦から出場が48校。

2回戦から出場が8校。

勝戦まで1試合少なくて済む2回戦から出場組が有利と一見思われますが、実は過去12年の優勝校は1回戦組9校、2回戦組3校となっています。

体力的には優位と思える2回戦組が決して優位ではなく、1試合多くても、試合を重ねることでの成長度合いが体力温存を上回るのかもしれません。

特に今年は56校出場で、ベスト8を基準に山を作る関係上、1回戦組の校数比率が圧倒的に高くなるので、傾向は継続される確率が高いかもしれません。

しかし2回戦組にも強豪が多く、果たしてスンナリいくのか・・・。

今年は史上に残る猛暑なので、例年以上に疲労の蓄積が影響するかもしれません。

あと面白いというか、驚いたのが10年前の90回拡大記念大会の時のベスト8。

並べると、

報徳学園大阪桐蔭浦添商、慶応、智辯和歌山常葉菊川聖光学院、横浜。

何と、浦添商以外全て今大会も出場しています。

野球をする少年が減少し、益々野球名門・強豪校に素質ある選手が集まりやすくなり、顔ぶれが変わらなくなってきたのではないでしょうか。

初出場校の減少傾向も、このことが影響しているように思います。

 50年前の興国高校は初出場初優勝でしたが、5年前の前橋育英を最後に、大幅に甲子園大会の制度が変わらない限り、初出場初優勝はもう見られないのかもしれません。

先ほど猛暑について触れましたが、確かに今年の暑さは異常です。

ニュースでは毎日、命にかかわる危険な暑さという表現がつかわれており、事実熱中症で病院に運ばれる人数はうなぎのぼりです。

その真昼間の炎天下にスポーツを行うのはクレイジーという声も上がっています。

これはとても難しい問題です。

複数の球場で余裕をもってスケジュールを組み、比較的涼しい午前中に試合を行う。

これしかないでしょう。

う~ん。

でもね。

ウィンブルドンセンターコート

高校サッカーの国立。

ラグビーの花園。

上記三つは複数の競技場を使用して柔軟な運営を行っていますが、高校野球における甲子園球場は絶対です。

こういった柔軟な運営は難しいでしょうね。

今年の場合、鍛えていて予選を戦ってきた選手よりも、観客、応援団、プラカードを持つ女子生徒、審判、大会関係者が熱中症に気を付けなければなりません。

特にプラカードを持つ生徒さんは心配です。

何事もないことを祈ります。

選手保護の面ではタイブレーク方式の導入。

今春センバツから導入されましたが結局実施試合はありませんでした。

投手の球数制限などもいずれ導入されるでしょう。

平成最後の夏の甲子園大会。

節目の100回大会。

いよいよ始まります。

最後にトーナメント表からベスト8を予想します。

星稜、大阪桐蔭智辯和歌山花咲徳栄木更津総合日大三聖光学院広陵

全く自信はありませんが、以上のように決定致しました!

 

約40年ぶりの八神純子コンサートに行ってきました

【仕事以外全部趣味】

先日八神純子さんのコンサートを見に行きました。

若いころ結構ファンでコンサートも何回か行きました。

可愛くて、音楽性も高く、声が良く伸びて、好みのサウンド

ちょうど、ザ・ベストテン全盛期で、かなり出演していたのでファンも多いでしょう。

途中音楽活動をほぼほぼ休止していました。

この間15年もあったらしいですね。

その後復活。

私にとってほぼ40年ぶりの八神純子コンサートでした。

素晴らしかったですね。

失礼ながら全くお年を感じさせないパワフルなステージ。

信じられないほどの声量。

もしかして昔より出ているのでは?

絶対身体も鍛えてますね。

懐かしの名曲もアレンジそのままで歌い上げます。

名曲のアレンジを変えて歌う人、よくいますよね。

アレンジが元の曲を上回ることってまずありません。

もちろんヒット時の曲を聞き倒しているので、それが聞く方にとって最高という、すりこみが成されていることもあるでしょうけど、たいていはその時のアレンジで歌えなくなってしまうからなんだと思います。

しかし八神純子さんはヒット曲を昔のまんま歌ってくれます。

最高でした。

ボサノバ調の曲も良かったし、ノリノリの曲も良かった。

何というか、再会出来たって思いですね。

もちろん八神さんは私のことは知らない訳ですが、私からしたら、昔コンサートに行って、生八神を見ている訳です。

その本人を再び生で見ることが出来た。

感慨深かったです。

周りの観客から聞こえてくるんですが、ず~っと追いかけて各地のコンサートに行かれてる人も多いようです。

そりゃ~一度聞くと追いかけたくなりますね。

チャンスがあればまた聞きたいなあ~。

そう思う素敵なコンサートでした。

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夏の甲子園100回記念大会雑感① 56代表校決定 

私が高校野球を真剣に見だしたのが50年前の50回記念大会。

優勝は大阪の興国高校で、確か初出場初優勝だったはずです。

沖縄の興南高校が旋風を起こしベスト4に進出しましたが優勝した興国に敗れました。

あの市川崑監督が「青春」というタイトルで記録映画を作り上映されました。

あれから50年。

大きな節目の100回大会ということで、過去名勝負と謳われた好ゲームを振り返る特集がテレビ、雑誌で盛んに行われています。

そのランキングを見て切実に思うのは、俺も年を取ったという現実。

私にとっての名勝負は、松山商対三沢の延長18回再試合や、東海大相模鹿児島実業、箕島対星稜、PL学園対中京、PL学園対高知商東洋大姫路対東邦、広島商対静岡、PL学園対宇部商、明徳対箕島・・・。

これらを思い浮かべる訳ですが、今アンケートで上位にあがってくるのは比較的近年の試合が多いですが、これは仕方がありませんね。

せっかくここまで書きましたので、私のベスト1をあげさせていただくと、1974年56回大会準々決勝の鹿児島実業東海大相模となる訳です。

この試合まで無名ながら連続完封で進出してきた定岡擁する鹿児島実業原辰徳が1年生、その他にもスターを多く擁した東海大相模

延長15回で鹿実が5対4で勝利した試合。

最近知ったんですが全国的には終了まで放送されなかったんですね。

関西では確か教育テレビにリレーするか何かで最後まで見ることが出来ました。

両チーム勝利への執念が火花を散らせ、信じられないファインプレーが生まれたり、次元を超えた戦いでした。

この試合、NHKの解説が松永怜一氏。

氏の秀逸な解説も雰囲気を盛り上げ、テレビを見ている人も心は身体を離れ甲子園のスタンドに飛んで行ってたと思います。

全ての条件が最高の状態に高まった名勝負、死闘でした。

 

さて、100回大会、史上最多の56校代表校が決まりました。

ざっと出場校を眺めての第一印象は、東日本勢に強豪校、常連校の校名が目立つのに比べ、西日本勢は若干番狂わせが多かったのかなあって感じです。

初出場は6校。

内、春夏通じて初は3校。

さすがに100回もの歴史を積み重ねてくると、初出場は少なくなる傾向なのかもしれません。

目立つのは初の夏2枠となった福岡で北福岡が折尾愛真、南福岡が沖学園。

共に、昨年秋季大会、今年の春季大会いずれも上位進出ならなかった高校です。

予選を勝ち抜くことが如何に大変かがわかります。

そんな中でも、昨夏、今春センバツの優勝、準優勝4校全てが出場、特に大阪桐蔭は圧倒的な戦力を持ち、史上初2度目の春夏連覇濃厚という高い前評判。

実際大阪大会でも強さばかりが目立ちました。

強豪が多いですが、優勝の確率はかなり高いと思います。

出場56校を眺めて印象だけの勝手な予想を書かせていただくと、大阪桐蔭対関東・東北勢って趣でしょうか。

2日には組合せ抽選会が行われます。

1回戦から出場する高校と2回戦から登場の高校。

最近は圧倒的に1回戦出場組の優勝が多いわけですが、異常高温が続く今年、疲労蓄積は例年以上ということも考えられ、今年は2回戦組の方が疲労度の少なさで優位に立てるかもしれません。

抽選結果が判明したら予想などもアップさせていただきます。

ではまた。