影無茶のスポーツ24/7

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フィギュアスケート 男女シングル世界ランキング 羽生、紀平トップ! についての私見

新型コロナの世界的大流行により今シーズン打ち切りとなったフィギュアスケート

トップ選手最大の目標である世界選手権が開催されずに終了。

言葉は適切でないが尻切れトンボで終わっってしまった。

そんな中、最新の世界ランキングが発表された。

これが2019~2020年度シーズン終了時点でのランキングということになる。

男子シングルでは羽生結弦が3786Pで1位。

女子シングルでも紀平梨花が4171Pで1位。

堂々男女揃って世界ランキング1位に輝く結果となった。

少し解説を加えると、ランキングは、発表年度シーズンと前年、前前年の3シーズンのポイントの合計で決まるが、前々年は大会ごとに付与されるポイントの70%しか加算されない。

最新のランキングは4月20日に発表されたので2020~2021年度シーズン内の位置づけとなり、即ち今シーズンは当然1試合も行われていないので、加算されるポイントは2019~2020年度シーズン(100%)+2018~2019年度シーズン(70%)の2シーズン合計となる訳だ。

ポイントは大会のランクで付与ポイントに差があり、世界選手権が最大のポイントを獲得出来、以下欧州選手権、4大陸が同等、その下にGPシリーズがあって、さらにその下にオンドレイネペラやネーベルホルンなどの国際試合が位置付けられている。

ジュニアは世界ジュニアが最高ランク、以下GPジュニアまでが加算対象となるが獲得できるポイントはシニアに比べておおざっぱにいって半分以下だ。

お気づきの方も多いだろうが、最大のポイントが獲得できる世界選手権が中止になったことで、最新ランキングは皆さんの印象とは異なる結果になっている(と思う)

以下に男女別のランキング上位を記す

〇男子 

1位 羽生結弦         3786P  4大陸優勝

2位 アレクサンドル・サマリン 3046P  欧州選手権出場

3位 ドミトリー・アリエフ   2957P  欧州選手権優勝

4位 ネイサン・チェン     2880P  4大陸不出場

5位 マッテオ・リッツォ    2859P  欧州選手権出場

6位 ジェイソン・ブラウン   2844P  4大陸出場

宇野昌磨      9位 2640P 4大陸不出場

ボーヤン・ジン  11位 2571P 4大陸出場

〇女子 

1位 紀平梨花          4171P 4大陸優勝

2位 ブレイディ・テネル     3133P 4大陸出場

3位 アンナ・シェルバコワ    2841P 欧州選手権出場

4位 アレクサンドル・トゥルソワ 2774P 欧州選手権出場

5位 坂本花織          2769P 4大陸出場

6位 アリョーナ・コストルナヤ  2760P 欧州選手権優勝

7位 宮原知子          2693P 4大陸不出場

ザギトワ      8位 2666P 欧州選手権不出場

トゥクタミシェワ 11位 2372P 欧州選手権不出場

メドベージェワ  13位 2192P 欧州選手権不出場

 男子は羽生がトップに位置付けられたが羽生本人は全く意識していないだろう。

今季は明らかにネイサン・チェンの方が上で、羽生はプログラムを変更してネイサンに挑むつもりだったが、ネイサンが4大陸をパスしたことで結局「SEIMEI」で対決することは実現しなかった。

ランキングで羽生1位になったのはネイサンが出場しなかった4大陸の獲得ポイントによるところが大きかったのだ。

羽生も当然そのことはわかっているので、ランキング1位には興味がないはずだ。

来シーズン、羽生はプログラムをどうするのだろう。

競技人生は残り僅か。

今シーズン足の調子が良かっただけに世界選手権でネイサンと戦い結果を出したかっただろう。

コロナ禍が皮肉にも羽生の現役生活を延長させたと言えると思う。

来季も足に問題が出ないことを切に願う。

 

女子は紀平梨花が2位に1000P以上差をつけて断トツ。

2シーズン続けて活躍しないとこれだけの点数にはならずこれは評価されるべきだ。

仮に世界選手権が開催されても紀平のランキング1位は99%確定だった。

但し、やはりロシアティーンズ黄金のカルテットは脅威で、前々年シーズンがジュニアの点数しか(しかも70%)加算されていないので、来シーズンはいよいよ紀平にとってオリンピックに向けてロシア勢との勝負付けの年となるだろう。

紀平のポテンシャルを考えて、十分戦えると私は思っている。

時間が経つのは早い。

9月には早くもシーズンが開幕。

オリンピック前年の大切なシーズンとなるが、ここでもコロナの影響が影を落とす。

どのように調整していくのか、各選手、コーチ、試行錯誤の戦いが続く。

 

kagemucya.hatenablog.com

 

新型コロナウィルス STAY HOME! とにかく今は我慢の時

緊急事態宣言が全国に拡大されて最初の土日が過ぎた。

私の会社も今週から各部署ごとに人員を2セットに分け、万が一誰かが感染しても部署内で業務が滞ることのないようなシフトになった。

「STAY HOME」

とにかく必要火急以外の外出を控える。

家に居てることが感染爆発を防ぐ最も有効な手段なのだ。

ところが今朝のワイドショーを見ているとこれがなかなか浸透出来ていない。

混雑する商店街。

禁止区域で釣りをするたくさんの人々。

営業自粛要請を守らない居酒屋、スナック等々。

子供を連れて平気で買い物に繰り出す人々。

もちろんテレビ局の思惑で視聴者をリードしようとする(ミスリードとは言わないが)映像になってしまうので、全て鵜呑みにするわけにはいかないが、それを差し引いても、危機感の無い人がこんなに多いのかとあきれてしまうのだ。

いつから日本人はこんなに我慢の出来ない民族になってしまったんだろう。

昨今、日本人の良さが外国に称賛されている報道やSNSなどが目に飛び込んでくることが増えてきたが、自粛要請の中で自分勝手な行動しかとれない人々の姿を見た外国人はどう思うだろうか。

こういった人達は今現在のことしか考えられないのだろう。

能天気としか言いようがない。

営業時間短縮要請を守らない店も、もし店主や客が感染したらどうなるのか。

そうなったら自粛が解除になっても営業すら出来なくなる可能性が高い。

何故、そういった想像が働かないのか。

不思議でしょうがない。

本当は時間に関係なく、店の中でソーシャルディスタンスが守られなければ感染リスクは高くなる。

そういったリスクを抱えているのは、ほとんどの店側も利用する客も承知だろう。

休業するも地獄、営業するも地獄。

だからこそ余計に決められたルールの中で営業しなければならないのだ。

ちゃんと要請を守っている店が馬鹿を見ることだけは絶対に避けないといけない。

今回のコロナウィルスは抗体を持たない以上、基本全ての人が感染してしまうのだ。

その波をコントロールして医療崩壊を防ぐ。

ワクチンが出来るまではそれしかない。

今は我慢の時。

家での楽しみ(学習も含めて)はたくさんある。

それを見つけてとにかく不要不急の外出をしない。

STAY HOME!

今こそワン・チーム精神が必要だ。

新型コロナウィルスで外出自粛の中、動画配信サービスで映画「ドラフト・デイ」「マネー・ボール」観ました

新型コロナの感染拡大の勢いが止まらない。

今はとにかく人との接触を少なくすることが大切。

本当は皆が一切誰とも会わないのが拡大防止には絶対的有効だが・・・。

現実としてそれは難しい。

最低限出来ること、しなければならないことは不要不急の外出を避ける。

これだけは絶対に意識しなければならない。

ニュースなど見ていると未だに自分勝手な行動をする人が多い。

これでは収まる気配は見えてこないだろう。

緊急事態なのだ。

そんなにニューヨークになりたいかー!

 

さてかく言う私もリモートワークが出来るような職場ではなく出勤を余儀なくされる。

しかしまあ、少し(中途半端だが)田舎なので都会のような状況ではないし、会社も対策を出来る範囲で構築してくれているので意識高い方で過ごせている。

休みは基本外出はしない。

夫婦間も別に揉めること無く過ごせている。

コロナ離婚とか、家にいてもすることがないとか、ついつい暇で遊びに出るとか、そういうことは一切ない。

結構家に居ても楽しめることはあるのだ。

今、こうしてブログを書くことも楽しいし、読書、テレビ、テレビは特に動画配信サービスやYouTube、それに録画しているテレビ番組を見る、自己啓発、休養、庭掃除、屋内掃除、長く連れ添ってるが奥さんとの会話もまあまあ(笑)

家で酒を一杯やりながら奥さんの作ったあてを食べる・・・等々。

意外にやることはあるのだ。

今日はこういった状況の中、動画配信サービスで観た2本のスポーツ映画について書かせていただこうと思う。

〇ドラフト・デイ Amazonプライムで視聴

ケビンコスナー主演。

アメリカンフットボールのGMがドラフト当日、チーム補強のため他チームのGMと丁々発止の駆け引きで優位な条件を得て有望選手の指名を目指すって内容。

チームを預かる監督や、オーナーと衝突しながら、思うように指名は出来るのか。

アメフトのドラフトってほんまにこんなんなんやろか?って思いながらもスピーディーな展開で一気見。

見終わった後の爽快感はなかなかのものだった。

ケビン・コスナーって一時凄い人気だったが、ピーク期間が短かったような印象。

どうしてなんだろうね。

 


映画『ドラフト・デイ』予告篇

 

マネーボール U-NEXTで視聴

ブラッド・ピット主演

これは公開当時映画館に見に行ったが、今回久々に鑑賞。

オークランドアスレチックスのGM、ブラッド・ピット演ずるビリーがピーターという右腕を得て、セイバーメトリックスを用い、低予算で負けないチームを作り上げていくという、実話に基づいて作られた映画。

ドラフト・デイ同様チームを預かる監督や、古参スカウトとの軋轢が生まれるが、信念を持ってチーム改革に乗り出すビリーとピーターのコンビ。

トレードを遂行するための他球団との駆け引きも見応えがあり、野球を詳しくしらない人でも問題なく楽しめる映画だと思う。


映画『マネーボール』予告編

 

休日でも外に出られない方は多いと思うが、こういう動画配信サービスを利用すれば結構楽しめるだろう。

新型コロナウィルス禍 井上尚弥VSジョンリール・カシメロ戦延期 どうなるバンタム級戦線

コロナウィルス蔓延によりスポーツ界は全く機能しなくなってしまった。

再開に向けて、光が見えない状態。

今年のスポーツイベントはほとんど開催出来ないのではとの不安が頭をよぎる。

ボクシング界も同様。

試合迄2週間に迫り、本来更なる盛上りを見せていたであろう井上尚弥の統一戦。

当然の事ながら延期が決まり、開催時期も不透明。

早めに現地入りする計画だった井上だが、行く前に延期が決まったのは幸いだった。

ジョンリール・カシメロはフィリピンに戻らず(戻れず)ラスベガスに滞在。

共にジムは現在閉鎖されており、本格的な練習は出来ないが精神面では自国で過ごす井上の方が恵まれた形になったと思う。

延期は両選手にどのような影響を及ぼすのだろう。

当初予定通り4月25日に行われたとしても井上の勝利は揺るぎなかっただろうが、いくつか不安もあった。

何と言ってもノニト・ドネアとの死闘から間がなかったこと。

眼底骨折の影響や、試合で受けたダメージが果たして完全に回復していたかの疑問。

対するカシメロはあのゾラニ・テテに一方的な勝利。

勢いは井上を上回るものがあった。

カシメロは明らかに過去の対戦相手と異なるスタイル。

得体のしれないところが不気味さを更に募らせた。

それでもカシメロが、井上の防御をかいくぐってパンチを当てることは難しく、その前に井上のスピードについていけずモンスターパンチを被弾することになるだろうとは思っていた。

しかし、少し重心を後ろに残してノーモーションでいきなり強烈なパンチを打ってきたり、一発当たると一気にアドレナリンが爆発して連打をさく裂させるカシメロのボクシングに、まだドネア戦から間もない井上が巻き込まれてしまうことも頭の片隅にあったのは事実だ。

井上にとって、今回の延期はダメージ回復の時間をもらえたということで大きい。

もちろん4月25日にピーキングしていたので計画は大きく狂うことになるが、それはカシメロも同じ。

この延期は井上にはプラスしかなく、カシメロにはマイナスしかないと言えるのだ。

さてこのコロナ禍による試合延期はバンタム級戦線に微妙な影を落とす。

2月29日に、コロナ禍で各地の試合が延期・中止になる直前に行われた、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、カリド・ヤファイ対ローマン・ゴンサレス

ロマゴンに敗れてベルトを失ったヤファイがどうやら階級を上げるらしい。

もしバンタムならば当然井上尚弥をターゲットにしてくるだろう。

これまた延期となったWBCバンタム級世界戦ノルディーヌ・ウーバーリ対ノニト・ドネア戦の動向も気になるところ。

一時は井上から見て優先順位が下位で、井上との対戦が難しいと踏んでいたWBA王者ギレルモ・リゴンドウ。

Sフライ級に階級変更して逆3階級制覇を狙うとの報道もあった。

しかしスケジュールが白紙化するやもしれぬ現在、井上戦を熱望する可能性はある。

コロナ禍後のバンタム級戦線も井上尚弥を中心に回り続けるのは間違いないが、このように見てくると、登場人物は多少変動があるかもしれない。

いずれにしても注目度の高さは変わらない。

WBAスーパー・IBF世界王者 井上尚弥 19戦19勝(16KO)

WBO世界王者 ジョンリール・カシメロ  33戦29勝(20KO)4敗

WBC世界王者 ノルディーヌ・ウーバーリ 17戦17勝(12KO)

WBA世界王者 ギレルモ・リゴンドウ   22戦20勝(13KO)1敗1NC

WBA Sフライ級世界王者 カリド・ヤファイ 27戦26勝(15KO)1敗

 

 

新型コロナウィルスが大きな壁となってしまった史上最年少記録三つ

ついにというかようやく新型コロナウィルスに関して緊急事態宣言が発令された。

スポーツ界ではパンデミックの影響で中止、延期が相次いでいる。

再開については目処が立たないというのが正直なところだろう。

世界的な流行になってしまった新型コロナウィルス。

延期がもたらす影響は各種様々であるが、順調にスケジュールが消化されていたならばかなり高い確率で史上最年少記録を達成したであろう三人についてまとめてみた。

巨人坂本勇人選手の最年少2000本安打

更新リミット:7月29日 過去の記録:故榎本喜八氏 31歳229日

昨シーズン終了時点で積み重ねた安打は1884本。

あと116本で通算2000安打に到達。

本当なら今年はオリンピックのため開幕が3月20日だった。

そうであれば更新リミット7月29日までに99試合消化できるはずだったのだ。

99試合で116本は坂本のペースを考えれば十分可能性がある数字だったが・・・。

現状いつ開幕出来るのか全く先が見えない状況。

143試合の消化はほぼ絶望。

CSも困難な状況下。

シーズンが成立するかも予断を許さない。

もはや坂本選手の最年少記録は絶望的である。

しかし坂本選手にはもっと上の記録を目指すことが出来る

張本勲氏の持つNPB通算記録3085本の更新だ。

張本氏は1972年に2000本到達。

32歳の時である。

今シーズン何試合消化出来るのか不明だが、現在は年間143試合消化で行われてるので、怪我無く過ごすことが出来れば3085本の更新は十分射程圏。

メジャー挑戦はあまり考えていないようなので、この記録を目指して欲しい。

マックス・フェルスタッペン史上最年少チャンピオン

更新リミット:2020年 過去の記録:セバスチャンベッテル23歳134日

昨年ホンダPU信頼性アップにより年間3勝をあげたフェルスタッペン。

レッドブルとの契約を2023年まで延長し万全の体制で今シーズンを迎え、バルセロナテストでも確かな手応えを掴み史上最年少ドライバーズチャンピオンへ明るい見通しが立っていた。

しかしこれまたコロナウィルスの影響で未だに開幕のめどが立たない。

現時点で6月12日からのカナダGPまでは延期という発表。

モナコGPについては既に今季中止が決まっている。

同じコースで複数回の開催、2021年にまたがってシーズン消化などが検討されているようだが、今季の開催自体が危ぶまれる状況ではないだろうか。

そうなればフェルスタッペンの史上最年少チャンピオンはチャレンジすら出来ないということになってしまう。

もはや風前の灯火だ。

幸い父親のヨス・フェルスタッペンレッドブル陣営が思う程にマックス本人はそれほどこだわっていないそぶりを見せているが心中や如何に。

藤井聡太7段史上最年少タイトル挑戦・奪取

更新リミット:挑戦・棋聖戦 奪取・竜王戦

過去の記録:挑戦・屋敷9段17歳10か月 奪取・屋敷9段18歳6か月

数々の史上最年少記録を打ち立ててきた天才藤井聡太7段。

今年藤井7段は史上最年少タイトル挑戦と奪取の最後のチャンスを迎えている。

挑戦は棋聖戦

現在ベスト8であと3勝すれば渡辺明棋聖への挑戦権獲得で史上最年少達成だ。

獲得については棋聖戦を含め王位戦王座戦竜王戦と可能性を残している状況。

ところがこれまたコロナウィルスの影響で各棋戦で対局延期が発生している。

現時点でどこまで影響が及ぶのか不明だが、最年少記録がかかっている藤井7段にとってはまさかの事態。

本人はおそらく史上最年少という記録そのものにはあまり執着していないと思われるが周りはそうはいかない。

何とか記録に挑戦できる権利だけは残って欲しいものだ。

ちなみに谷川浩司9段の史上最年少名人(21歳2か月)記録更新の可能性だが、現在順位戦B級2組の藤井7段は順調に昇進すれば可能性は残っている。

 いずれにしても将来どこまで強くなるのか楽しみでしかない藤井7段。

相手が強化されても勝率8割で勝ちまくる藤井7段。

羽生永世7冠にどこまで記録上迫っていくのか。

長い付き合いになる。