ついにというかようやく新型コロナウィルスに関して緊急事態宣言が発令された。
スポーツ界ではパンデミックの影響で中止、延期が相次いでいる。
再開については目処が立たないというのが正直なところだろう。
世界的な流行になってしまった新型コロナウィルス。
延期がもたらす影響は各種様々であるが、順調にスケジュールが消化されていたならばかなり高い確率で史上最年少記録を達成したであろう三人についてまとめてみた。
巨人坂本勇人選手の最年少2000本安打
更新リミット:7月29日 過去の記録:故榎本喜八氏 31歳229日
昨シーズン終了時点で積み重ねた安打は1884本。
あと116本で通算2000安打に到達。
本当なら今年はオリンピックのため開幕が3月20日だった。
そうであれば更新リミット7月29日までに99試合消化できるはずだったのだ。
99試合で116本は坂本のペースを考えれば十分可能性がある数字だったが・・・。
現状いつ開幕出来るのか全く先が見えない状況。
143試合の消化はほぼ絶望。
CSも困難な状況下。
シーズンが成立するかも予断を許さない。
もはや坂本選手の最年少記録は絶望的である。
しかし坂本選手にはもっと上の記録を目指すことが出来る
張本氏は1972年に2000本到達。
32歳の時である。
今シーズン何試合消化出来るのか不明だが、現在は年間143試合消化で行われてるので、怪我無く過ごすことが出来れば3085本の更新は十分射程圏。
メジャー挑戦はあまり考えていないようなので、この記録を目指して欲しい。
マックス・フェルスタッペン史上最年少チャンピオン
更新リミット:2020年 過去の記録:セバスチャンベッテル23歳134日
昨年ホンダPU信頼性アップにより年間3勝をあげたフェルスタッペン。
レッドブルとの契約を2023年まで延長し万全の体制で今シーズンを迎え、バルセロナテストでも確かな手応えを掴み史上最年少ドライバーズチャンピオンへ明るい見通しが立っていた。
しかしこれまたコロナウィルスの影響で未だに開幕のめどが立たない。
現時点で6月12日からのカナダGPまでは延期という発表。
モナコGPについては既に今季中止が決まっている。
同じコースで複数回の開催、2021年にまたがってシーズン消化などが検討されているようだが、今季の開催自体が危ぶまれる状況ではないだろうか。
そうなればフェルスタッペンの史上最年少チャンピオンはチャレンジすら出来ないということになってしまう。
もはや風前の灯火だ。
幸い父親のヨス・フェルスタッペンやレッドブル陣営が思う程にマックス本人はそれほどこだわっていないそぶりを見せているが心中や如何に。
藤井聡太7段史上最年少タイトル挑戦・奪取
過去の記録:挑戦・屋敷9段17歳10か月 奪取・屋敷9段18歳6か月
数々の史上最年少記録を打ち立ててきた天才藤井聡太7段。
今年藤井7段は史上最年少タイトル挑戦と奪取の最後のチャンスを迎えている。
挑戦は棋聖戦。
現在ベスト8であと3勝すれば渡辺明棋聖への挑戦権獲得で史上最年少達成だ。
獲得については棋聖戦を含め王位戦、王座戦、竜王戦と可能性を残している状況。
ところがこれまたコロナウィルスの影響で各棋戦で対局延期が発生している。
現時点でどこまで影響が及ぶのか不明だが、最年少記録がかかっている藤井7段にとってはまさかの事態。
本人はおそらく史上最年少という記録そのものにはあまり執着していないと思われるが周りはそうはいかない。
何とか記録に挑戦できる権利だけは残って欲しいものだ。
ちなみに谷川浩司9段の史上最年少名人(21歳2か月)記録更新の可能性だが、現在順位戦B級2組の藤井7段は順調に昇進すれば可能性は残っている。
いずれにしても将来どこまで強くなるのか楽しみでしかない藤井7段。
相手が強化されても勝率8割で勝ちまくる藤井7段。
羽生永世7冠にどこまで記録上迫っていくのか。
長い付き合いになる。