何ということだ!
F1・70周年記念グランプリと銘打った第5戦。
舞台は4戦と同じくシルバーストーン。
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが見事に優勝!!
正直予想していなかった。
いや、誰がこういった結果を予想出来ただろう。
絶対的優位に立っているメルセデスに勝てるなんて。
タイヤに問題を抱えていたにせよ(もっともそれが最大の勝因だが)2位、3位で表彰台を逃していないメルセデスに対して11秒も差をつけて勝ってしまうとは。
レース前に、フェルスタッペン本人以外でこの結果を予想できた人が居たら、納得できる勝因を理論的に説明して欲しいくらいだ。
メルセデスが何らかの理由でレース途中、コース上からいなくなったならそれもある。
しかし繰り返すが、2台ともしっかり完走して表彰台を確保しているのだ。
こういうのを神風が吹いたと表現するのだろうか。
そう思わずにはいられないびっくり仰天のフェルスタッペンの優勝だ。
もちろん嬉しくないはずがない。
ここまで書いた内容を読み返すと、まるで優勝したことにイチャモンをつけてるが如くの書き方に見えないこともない。
私的にはおそらく今までで一番優勝の可能性を少なく見積もっていた中での優勝だ。
嬉しくないはずがない。
過去に応援し続ける記事を読んでいただいた方には、嘘でないことをご理解いただけるだろう。
これでフェルスタッペンはドライバーズポイントでボッタスを抜いて2位浮上。
トップのハミルトンとはまだ30ポイント差だがメルセデスが無敵ではないことがわかったのは大きな収穫だ。
これで2戦連続でタイヤマネージメントに不安を残す事になった。
路面温度が高くなった時、メルセデスはトラウマにとらわれてしまうかもしれない。
フェルスタッペンにはそういった少しの隙に付け込む技術と勇気が備わっている。
様々なファクターが重なった時に、レッドブルのチーム力、ホンダPUの信頼性、そして何よりフェルスタッペンの技術が融合して、メルセデスの総合力を上回る常識以外の力が発揮されることがわかった。
開幕から4戦を終えて、誰がどう見てもメルセデスがレッドブルを上回っているとわかる状況の中でも前を向いていたフェルスタッペン。
結局彼がレッドブル・ホンダの可能性を最も信じていたんだろう。
タラればの話をしても仕方がないが、先週、もしフェルスタッペンがピットインしていなければ・・・いや、もう終わった話なので言わないでおこう(言っとるがな!)
次戦は8月16日、スペイン・カタロニアサーキット。
最後まで史上最年少ドライバーズチャンピオンの可能性を信じて応援しよう!
そう決意を新たにしたF1・70周年記念グランプリだった。