4大陸が終わった。
オリンピック代表は村上のみというメンバーの中、男子も女子もワン・ツーを決めた。
オリンピック直前で全体的にメンバーが落ちてはいるが、その中でしっかりと結果を残せる今の日本チームの層の厚さは本物だ。
最後の調整、先の目標、自分探し、各選手それぞれ胸に秘める思いは異なっていただろうが、皆が次に向けて大きな一歩を踏み出せたのではないか。
無良選手の伸び伸びとした演技は、オリンピック代表争いに敗れた悔しさからひとつ、吹っ切れた物を感じ取る事が出来たし、
小塚選手もSPは出遅れた物の、フリーで何とか形にして表彰台に上り、現役続行という嬉しい言葉を聞く事が出来た。
今井選手はSP、FS、トータル全て自己ベストを更新し、宮原選手も同じく自己ベスト更新の上に表彰台と、確実にネクストプレイヤーとしての歩を進める事が出来た。
村上選手は足の痛みを抱えながらも、彼女らしいはじけるような、また併せてしなやかさも見せ、見事大きな大会で表彰台のてっぺんに立ち、ソチに向けての最後の試合を気持ちよく滑り終える事が出来た。
特に宮原は試合の度に成長を見せ、頼りなく見えた最初の頃と比べ明らかに大きく見えるようになってきた。
演技中の表情にも変化が見え、今後がすごく楽しみだ。
この大会で見せた彼等、彼女達の演技は、オリンピック代表達へのエールでもある。
この結果を見て代表選手達も勇気づけられたに違いない。
これ以上ない良いムードの中、最強代表チームの出番まで、いよいよあと11日!