仕事の関係で3日ぶりの投稿です。
世界フィギュアで日本勢頑張りました。
代打成功率ほぼパーフェクトの友野選手。
オリンピック落選の樋口選手。
左足甲を痛めた宇野選手。
オリンピックに見事に照準を合わせて自己ベストの演技を見せてくれた宮原選手。
各選手はっきり言って世界フィギュアと言えども万全な調子と言えませんでした。
しかしそれぞれの状態の中で最善を尽くし、田中選手は残念でしたが3人が表彰台。
友野選手も自己ベストを叩き出し堂々の5位入賞。
来年の世界フィギュア3枠確保は最高の結果です。
実は私、オリンピック開催年の世界フィギュアは不要と思っている一人です。
実際出場選手を見ても毎回このタイミングの世界フィギュアはメンバーが落ちます。
それは仕方のないことで、身体的にも精神的にもオリンピックにピークを合わせて作っていったあと、たった1カ月で世界フィギュアというのはモチベーションの維持がとても難しい。
ザギトワ選手が信じられないミスを連発しましたが、無理もありません。
僅か15歳であれだけの演技をオリンピックで披露したわけです。
そのまま世界フィギュアでも同様の演技を求めるのが酷と言うものです。
だいたい世界のトップ級が出場を回避する(怪我は別ですよ)世界フィギュアに存在価値があるのか?と思っていました。
そんな中、今回の結果を見ると、オリンピックSPで痛恨のミスをしたネイサン・チェンが金メダル。
オリンピック出場を逃した樋口が銀メダル。
メンバー的には確かに落ちてはいますが、自己ベストに迫るフリーの演技はSPの失敗を挽回し、オリンピック不出場の無念を晴らして来シーズンにつなげることが出来たのは意義がありました。
宮原も3位に入り出場枠3の奪回成ったのは層の厚い日本女子にとって大きいですね。
全体的には確かにレベルに?がつくような世界フィギュアでしたが、内容も大切ですが結果もまた大切。
両方揃えばそれは理想ですが、今回は内容は不満でも結果に成果が見られたので日本勢にとっては良かったと言えるでしょう。
男子もSPが終わった段階でほとんどの人が3枠確保は難しいと思ったでしょう。
私もさすがにちょっと苦しいか・・・と考えていました。
友野がんばりましたね。
NHK杯でも羽生選手の代打で出場し、光るものを見せていましたし、この大舞台で出し切ることが出来る精神力は今後が楽しみです。
オリンピック年の世界フィギュアはリベンジの場と共に、若手選手が自信をつける場でもあるんですね。
こうして考えていけば、まあ、オリンピック開催年の世界フィギュアにも意味があるのかな・・・と考えるようになりました。
ここで少し演技構成点について・・・。
宇野選手はベストに程遠く、フリーでも見ての通りでしたが、逆にこの出来で優勝しても全く納得いかないでしょうし、銀というのは総合的に見て考えうる最高の順位だったのでしょう。
それにしても(決して宇野選手を批判しているのではありませんよ)やっぱり演技構成点のデタラメさが見られました。
宇野選手の演技構成点は88.86という高得点。
これはもう演技をする前から格付けが出来ておるとしか思えない点数です。
逆ハンデ・・・。
友野選手が79.10ですし。
まあ、これは演技を重ねて審判員に印象を植え付けていくしかありませんね。