第96回全国高校野球選手権、各校初戦の相手が決まりました。
開会式直後の第1試合にいきなり春夏連覇を目指す龍谷大平安が登場しますが、日別に対戦カードを見ると何らかの因縁ある学校が直接対戦はしない物の、同じ日に登場するという特徴が見られます。
2日目には坂口監督繋がりの大垣日大と東邦。
4日目は東海大付属繋がりの甲府と第4に国際大学という名前繋がり。
5日目はカイセイ呼び名繋がり。
6日目にまたまた東海大繋がりで相模と望洋。
なかには無理やりこじつけたのもありますが、これだけ関連性ある高校が直接対戦ではなく、別試合で同じ日に登場するというのは奇妙な偶然だと思います。
確立的にどちらかが勝って、どちらかが負ける可能性が高いように思います。
現実的ではありませんが、これを私は昔から1/2の神話現象と呼んでいます。
個別に見ますと注目カードは何と言っても東海大相模対盛岡大付でしょうか。
複数の投手を擁し、予選決勝で吉田投手が快投を披露した東海大相模と松本投手擁する盛岡大付との対戦は目が離せません。
日南学園対東邦、静岡対星陵、佐賀北対利府、三重対広陵、明徳義塾対智弁学園、鳴門対近江、沖縄尚学対作新学院あたりも注目です。
こうやって組合せを見ると改めて優勝校を予想するのは難しいですね。
一通り試合を見れば少しは先が見えるかもしれませんが・・・。
昨年同様、連戦を避ける為に、1回戦出場34校はある程度対戦相手が絞られます。
特に初日登場の6校は次が大会7日目と決まっているので、勝者は1回戦不戦勝の関西を含めて初日登場の高校に限られるので、平安としては比較的恵まれたゾーンに入ったのではないでしょうか。
甲子園初戦というハンデは、対戦相手の春日部共栄に比べてセンバツ優勝というこれ以上ないアドバンテージを持っていると思います。
春夏連覇へ道は開けていると書けば、言いすぎでしょうか。
昨年も書きましたが、現在の出場数になってから記念大会を除き1回戦から出場が34校、2回戦から出場が15校になります。
過去10年決勝に進んだ20校を見ると1回戦から登場が9校、2回戦から登場が11校です。
優勝は1回戦組が7校、2回戦組が3校となります。
この中で2回戦組同士の決勝が2回(1回戦組同士は1回)あるので、1回戦組と2回戦組の決勝戦の場合1回戦組が6勝1敗と圧倒しています。
昨年も1回戦組の前橋育英が2回戦組の延岡学園に勝利しました。
普通は体力を温存出来ている2回戦組が有利のように思えますが、波に乗っているって事なのか1回戦から登場して試合を重ねた高校の方が有利という結果になっています。
データから見て今年も1回戦組と2回戦組で決勝が争われると仮定して、それぞれから有力と思われる高校をピックアップしてみます。
1回戦組
龍谷大平安、東邦、日本文理、健大高崎、広陵、東海大甲府、明徳義塾、大阪桐蔭。
2回戦組
二松学舎大付、東海大相模、盛岡大付、沖縄尚学、八戸学院光星。
きりがない感じになってしまいますが、現段階で一番優勝に近いのは明徳義塾としておきます。
いやあ、ちょっと予想をするというのは球児に申し訳ないんですが、各校全力を出し切って悔いのない夏にしてくれる事を願います。
8月9日から阪神甲子園球場で開催される第96回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が6日、大阪市北区のフェスティバルホールで行われ、各校初戦の対戦相手が決定した。
出典:スポーツナビhttp://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/sports/baseball_all/2546