F1カナダGP、マクラーレンホンダの2台は残念ながら2台ともリタイアという結果でした。
モナコで待望の初ポイントゲット。
ようやくスタートラインに立った訳ですが、高速コースのカナダでは結果を出す事が出来ませんでした。
せめて完走・・・との思いも叶わなかった訳で、普通なら、かつての栄光を知っている者からすると失望・・・という気持ちになってしまっても仕方がありません。
マクラーレンとしても前倒ししてでもメルセデスとパートナーを解消してホンダと再タッグを組んだ訳ですから、いきなりの活躍は難しくても、もう少しは何とかなると考えていたのではないでしょうか。
エンジン開発の制限問題など想定外の出来事があったにせよ、想像していた最も悪いシチュエーションのさらに下をいってると考えて間違いない状況だと思います。
しかし救いはチームもドライバーも、この苦難の状況にもかかわらず、前を向いているというところです。
コメントなどを読んでいるとさすがプロフェッショナルと感服してしまいます。
ジェイソン・バトンについては来年のシートがああだこうだという話も聞こえてきますが、それはF1サーカスの常ですし気にしても始まりません。
かつてウィリアムズホンダで頭角を現した時も前年の復帰シーズンも含めると優勝するまで時間が必要でした。
当時はユーミン旦那の松任谷正隆が進行役のカーグラフィックTVでのみF1ダイジェストが放映されていましたが、それを楽しみにしていた頃が懐かしいですね。
考えてみると、現役ニコ・ロズベルクの父親ケケ・ロズベルグがホンダ黄金時代の最初の勝利をもたらしたんですねえ。
モナコでセナと死闘を繰り広げるナイジェル・マンセルもいたし、セナ以前のブラジルの英雄ネルソン・ピケもいました。
役者が揃っていましたねえ。
まあそういう事もあって、チーム、ドライバーから前向きなコメントが出ている限り必ずホンダは戦闘力を上げて来ると信じています。
もう少し時間はかかるでしょうがそれを待っています。