エディージャパンがラグビーWカップ初戦で強豪南アフリカに大激戦の末に勝利するという驚くべきニュース。世界中ほとんどの人は日本が勝つと思っていなかったというのが正直なところだと思います。この歴史的勝利が日本ラグビーのターニングポイントとなることを祈って感想を記させて頂きます。
とにかくどんな称賛の言葉を書いても陳腐になってしまうほどの素晴らしい勝利でした。
今までのジャパンなら後半7点差をつけられた時に反撃の力はなくなっていたでしょう。
その後相手にトライを重ねられ最後は脚も動かなくなってしまう。
それが今までの定番でしたがエディージャパンは違いました。
2012年にヘッドコーチに就任後、過去の代表と違い将来の目標に向かって具体的に明確なビジョンを掲げたエディーヘッド。
成果はたちまち現れてウェールズ代表に勝利し、その後も確実に力を付けてW杯を迎えました。
最後の最後までスタミナを切らすことなく南アフリカ代表に挑み続るジャパン。
2点差で得た相手反則のチャンスでPGを選択せず逆転トライを狙います。
プレーが途切れた瞬間にノーサイドという状況の中、歴史的瞬間は訪れました。
奇跡?必然?もうそんなことはどっちでも良いです。
W杯で南アフリカに勝ったという事実。
過去、日本のあらゆるスポーツにおいて、相手を追い詰めるも結局善戦どまりというのを何度も見てきました。
大きな大きな壁を打ち破った瞬間でした。
素晴らしい、ほんと素晴らしかった。
ジャパンは勇者の集まりでした。
このチャンスを逃してはいけません。
大会前現地で日本チーム紹介の時にニュージーランド戦の17対145の試合が写された屈辱。
何が何でも決勝トーナメントに進んで欲しいです。
何とも残念なのはこの大会を最後にエディーヘッドが日本ラグビー界と縁を切ってしまうこと。
次の日本W杯まで采配をふるうものと思っていただけに大会前の退任発表はショックでした。
エディーには何らかの形で強化スタッフとして残っていただきたいです。
次期監督が決定的な清宮氏もエディー退任の報を受け批判を口にしましたが、この流れを次につなげる大きな重責を担うことになります。
気が早いですが清宮氏ならエディーイズムも継承出来ると思います。
今日の勝利は日本ラグビー界、いや日本スポーツ界において歴史的な日です。
今世紀ずっと語り継がれるであろう素晴らしい試合を見ることが出来た私達は幸せでした。
この勢いがラグビーだけでなく、他のスポーツにも波及する事を期待したいです。