衝撃が走りました。
9月18日に開幕が迫ったラグビーW杯。
よりにもよってこの時期に突然明らかになったW杯後エディー・ジョーンズヘッドコーチ退任のニュース。
うそやろ~っていうのが正直な気持ちです。
ジャパンウェイを掲げ、今までの代表監督とは異なり、明確なビジョンを具体的な数字でわかりやすく示してくれたエディーコーチ。
過去幾多の監督達が跳ね返された世界の厚い壁。
今回のW杯でトップ10の目標を掲げ着実に歩み続け、彼ならば、彼のつくる代表ならそれが叶えられるのではと思っていました。
さらに2019年日本開催のW杯ではトップ8の最終目標を掲げていたはずなのに・・・。
聞くとエディーコーチは代表を率いるのは4年が限度と言ってるとのこと。
それならば2019年W杯の目標は一体何だったのか。
気になっていたのは日本ラグビー協会のホームページに掲載されていたエディー・ジョーンズが語るJAPAN WEY。
今年の4月に代表選考について書かれている内容。
私の任務は才能を育てることではなく、勝利するための最強メンバーを選ぶこと。
日本選手が国際レベルに育っていないのは強化育成のストラクチャーに問題があると断言しています。
クラブチームでの育成こそ大切であると言ってるのだと思いますが、エディーに批判の矛先が向けられた事に苛立ちを覚えたのではと想像しています。
思うようにならない選手のスキルアップ。
思うように改善されないクラブチームの練習方法。
このままでは日本開催のW杯トップ8など絵に描いた餅である。
今回の決断はそれらのことに失望した結果というような気がしてなりません。
それにしてもこの時期の報道。
応援する私達にとってどう考えても最悪のタイミングではないでしょうか。
さらにヤマハ清宮監督のエディー批判のコメント。
次期監督本命候補であることは間違いないし、実績も実力も十分ですがこのタイミングでは何も発言して欲しくなかった。
これで益々エディーに対しての批判が増幅されてしまう。
協会、ファン、選手が一枚岩となるべきこの時期にこんな雰囲気が出来てしまったというのは残念でなりません。
もうここまで来たらW杯本番で目標を達成するべく有終の美を飾って欲しいと願うばかりです。