世界陸上男子100メートル決勝。
人類最速の男を決める戦いはボルト、ガトリン、ゲイ、パウエルが一堂に揃う超豪華な顔ぶれ。
予選、準決勝とスムーズな走りで9秒83、9秒77とタイムを縮めてきたガトリン。
これに対し、準決勝でスタート直後躓きゴール前横一線の大激戦をようやく勝ちぬいたボルト。
大阪での世界陸上100、200の金メダリストで今年の全米チャンピオン、ゲイ。
ボルトの影にかくれるが、ボルトの前の世界記録保持者で今もバリバリのパウエル。
アジア最速中国の蘇、ヤングジェネレーション20歳のブロメル、ドグラス。
まずは考えうる最高のメンバーが決勝まで勝ち進んでいました。
ボルトの圧倒的な強さは誰もが認める物の、予選、準決勝は彼本来の走りには程遠かった。
私はガトリンの柔らかい走りを目にして、ボルトを負かす千載一遇のチャンスと見てました。
しかし結果は。
ボルトの底知れぬ強さを見せつけられました。
ガトリンが70メートルあたりまではリードしていましたかね。
ただ準決勝までの柔らかい走りとはやはり違って少し硬かった。
最後は顎が上がっていっぱいになってしまいました。
ゴール前ボルトはガトリンを捉え、最後横一線ではありましたが、はっきりボルトが前に出ていました。
過去優勝したような圧倒的な強さ、速さとは違う、勝利への執念を見せつけた今回のボルト。
ただただ、強い!としか言葉が見つかりません。
来年はリオオリンピック。
ボルトの伝説はまだまだ続きます。