正月恒例箱根駅伝が終わりました。
2015年から4連覇を成し遂げ陸上競技界の風雲児となった青山学院と原晋監督。
5連覇を宣言しつつ復路優勝のみで終わった昨年。
それまでの青学1強で生まれてきた打倒青学の機運。
原監督はテレビ出演も数多く、出版も重ねており、今の陸上競技界の運営や組織に対して物申すなど過去にいないタイプの指導者で反感をかっている部分もあります。
昨年は出雲、全日本と優勝し箱根5連覇と共に2度目の3冠目前で箱根で2位。
一気に戦国時代に突入し今年も出雲5位、全日本2位で箱根も5強の一角との評価。
しかし始まって見れば青学完全復活と言える総合優勝。
2区に1年生を起用、5区に山登りスペシャリストではない選手を起用。
その他にも4年で初めて箱根を走る選手起用。
それら全ての選手が期待以上の走りを見せました。
これはもちろん選手の普段の努力がもたらしたものですが、選手の特性を見極める原監督の眼力、選手に自主性を求め、かといって指導を放棄している訳ではもちろんない勝利へのメソッド。
これらが全て花開いての成果、結果だと考えるのは間違いではないでしょう。
ひとりやふたりの突出した選手だけでは勝てないのが箱根。
青学はそれこそ前評判が高い突出した選手はいませんでしたが、走って見れば力以上の物を出して快走する選手達。
他の大学も当然の事ながら厳しい練習を積んで、箱根に臨んできています。
特に今年は群雄割拠。
少なくとも前評判の高かった5大学はどこも優勝する力はあった。
しかしそれでもほぼ独走で優勝してしまう青学の強さ。
やはり時代の変化に合わせて練習方法や選手掌握方法など変えていかないといけない。
それを青学ランナー達と原監督は示しているのだと思います。