両リーグ雑感
両リーグペナントレース全日程が終了した。
終わって見ればヤクルト、オリックスが共にリーグ2連覇。
去年の優勝がフロックでないことが証明された。
現代野球は各チーム戦力にほとんど差はない。
そんな中で2連覇を達成するのは容易ではない。
それを成し遂げた両球団には素直に敬意を表す。
それにしてもオリックスは劇的な優勝だった。
BSで両試合を中継していたので、くぎ付けになって見ていたが、逆転3ランを打たれたソフトバンクの泉投手が甲子園で負けた高校生のように大泣きしていたのが印象に残った。
驚いたのはこの両試合がほとんど同時に終了したこと。
先にオリックスが試合を終えてソフトバンクの結果待ちになったが、ほんの1~2分でソフトバンクの負けが決まりあっという間に胴上げとなったのだ。
いずれにしても史上まれに見る混戦となったパリーを象徴する結果だった。
ヤクルトは2年続けて二桁勝利投手がいない中での優勝となった。
しかし投手力が弱いとの印象はなく、村神様の大活躍も貢献大だがブルペンも含めて効率よく投手を回していった結果が優勝につながったと思う。
ここらあたりは元クローザー高津監督の采配によるところが大なんだろう。
先週の巨人
スコア
10/1 対DeNA 0対1●
10/2 対DeNA 3対2○
主な打者の成績
吉川 8打数1安打 打点0 .125 .177 ⑩
坂本 8打数3安打 打点0 .375 .286
丸 6打数1安打 打点1 .167 .272 ⑬
中田 7打数0安打 打点0 .000 .269
岡本 7打数1安打 打点1 .143 .252 ㉒
ポランコ 4打数1安打 打点1 .250 .240 ㉗
ウォーカー 4打数0安打 打点0 .000 .271
大城 5打数1安打 打点0 .200 .266
週間チーム打率 59打数8安打 .136 .242
※赤字は今季通算打率 ○数字はシーズン打率順位 規定打席443
投手成績
10/1先発戸郷(負) 5回0/3 自責点1 2.62 ⑤
10/2先発菅野(勝) 5回0/3 自責点0 3.12 ⑧
週間先発防御率 10回0/3 自責点1 0.90 3.64④
週間ブルペン陣防御率 7回0/3 自責点2 2.57 3.78⑥
週間投手陣防御率 17回0/3 自責点3 1.59 3.69⑥
感想
昨日原監督の続投が正式に決定した。
コーチ陣の去就は追って発表されるとのことで、私は監督よりコーチ陣の顔ぶれが気になっている。
果たして原監督は来季何を目的に采配を揮うのか。
もちろんプロである限り優勝を目指すのはあたりまえだ。
しかしどんなチーム作りをした上で優勝を目指すのか。
FAや外国人の即戦力を補強して優勝を目指すのか、現有戦力のレベルアップを図って優勝を目指すのか。
以前から書いているのでお察しくださる方も多いと思うが私は当然後者を指示する。
その為に優勝出来なくても、2年後、3年後に盤石のチームが出来ているなら、それまで我慢することに何の問題もない。
原監督には同時に次期監督を育てる使命もある。
阿部コーチなのか、高橋由伸のコーチとしての再招聘はあるのか。
次期監督のためにも若い選手を育てていかなければならない。
先週は戸郷、菅野の新旧エースが登板した。
菅野は最終試合で何とか二けた勝利に乗せたが、貯金は3しか作れなかった。
戸郷はついに二桁の壁を破り、打線の援護があれば最多勝の可能性があった。
QS率80%はセ・リーグトップの安定感だったのだ。
8人のプロ入り初勝利を生んだ今年の巨人投手陣。
チーム防御率最下位、失点リーグ最多という現実が立ちはだかり、桑田コーチの去就が気になるが、来季への希望が見えているのも確か。
やはり野球は投手陣が安定してこそ。
投手王国の再建が成るか。
希望は充分にある。
巨人の今シーズンは終わったが、CS、日本シリーズ、そしてドラフト会議とまだまだ話題の尽きぬプロ野球。
今年の「先週の巨人」は今回が最後だが、しばらくは野球の話題について投稿させていただこうと思う。
読んでくだされば嬉しい限りだ。