一昨日ホークスとの練習試合が行われました。
正直言いますと私はWBCについて否定的な考えを持っていました。
通常と異なるピーキング、怪我など負った場合ペナントへの影響、アメリカの姿勢・・・ネガティブなことばかり考えていました。
しかし、代表に選ばれた選手の使命感あふれるコメントや若い選手たちの代表へのあこがれなどを見聞きする内に、WBCを否定する心は(私を含む)頭の固い人の古臭い考えだったと思うようになりました。
という訳で今大会から代表をしっかり応援して最後まで見届けようと考えるに至りました。
そんな中、迎えた練習試合。
結果はホークスに0-2で敗れましたが、この点差ならスコアは無視して良いでしょう。
練習試合、強化試合は選手の状態チェックと、独特なルールへの対応を確認するのが大きな目的だと思います。
私はいつも書いていますが、野球は(ベースボールと書くべきでしょうか)投手を中心とした守りがしっかりしておれば何の心配もいらないと思っています。
野球は相手より1点でも多く点数を取れば勝ちです。
打つことも必要ですが、いかに相手に点を与えないかをまず考える。
その上で、チームが一丸となって相手を1点上回って勝利する。
そういう意味で守りの基本となる武田投手はナイスピッチングでした。
試合を作れる投球と言ってよいでしょう。
しかし、強化試合から1次ラウンドへなだれ込む日程は投手起用の面で考えると悩ましいところです。
3月3日にタイガース戦、5日にバファローズ戦。
中1日で7日に1次ラウンド初戦のキューバ戦。
野手陣は全く問題ありませんが投手、特に先発陣は大会に入ってからの投球制限や登板間隔制限などもあるのでやみくもに使う訳にはいきません。
今月28日と3月1日で全ての先発陣を登板させた上で1次ラウンドのローテを決める必要があります。
投手陣を見ると先発はとりあえず7人。
展開によっては1試合で二人先発投手陣の起用も考えないといけません。
3月7日から10日迄の短期間にキューバ、オーストラリア、中国と気の抜けない相手と戦う1次ラウンド。
65球制限なので調子が良くて5イニング、6イニング行ってくれれば御の字。
但し50球以上投げれば、もう1次ラウンドでは投げられません。
小久保監督の中にはある程度構想は出来ているのでしょうが、ルールがルールなので柔軟な姿勢で臨む必要があります。
投手の起用法は采配の大きなポイントとなりそうです。
テレビ朝日的に言うと絶対に負けられない試合である初戦のキューバ戦。
全力で乗り越えて欲しいです。