今年もやってきましたこの季節。
毎年49代表校が決まった時点で印象だけの勝手な予想を書かせていただいてます。
2017年版印象だけの勝手な予想。
1世紀の歴史に迫る夏の全国高校野球選手権大会第99回大会。
初出場は6校で内5校は春夏通じて初出場。
聞きなれない校名がフレッシュに感じますがこれだけ回を重ねてくると全体的には常連校の名前が目立ちます。
ただ、常連校と言っても近年になって甲子園出場が増えてきた高校が多いように感じます。
そんな中、顔触れを見て気がついたのは過去の春夏連覇校7校の内、事実上廃部のPL学園と箕島を除く5校が揃ったこと。
今夏はセンバツ優勝校大阪桐蔭が史上初の2度目の春夏連覇成るかと注目を浴びています。
これだけ春夏連覇校が揃った大会で2度目の連覇が達成される。
何か運命的な物を感じます。
バスト4にも報徳学園と秀岳館の西日本勢、その中でも近畿勢の強さが目立ちました。
大阪大会事実上の決勝戦と言われた準決勝履正社戦も好ゲームでしたが、大阪桐蔭が負ける姿は想像しにくかったです。
全国的にも頭一つ抜けていると言って差し支えないでしょう。
秀岳館は予選終盤監督不在の中で4季連続出場を決めました。
3季連続ベスト4は堂々たる成績ですが、この壁を破るのが実は大変。
果たして悲願の初優勝なるのか注目ではあります。
清宮を中心に話題沸騰の早稲田実業でしたが、東京大会を勝ち抜くことが出来ませんでした。
これを地区の層が厚いと見るのか、レベル的に問題があると見るのか難しいところですが、3年連続甲子園目前で涙をのんだ東海大菅生の執念が早実の思いを上回ったということなのでしょう。
しかしこの早稲田実業を物差しとして関東勢のレベルを考えた場合、例年に比べやや劣るような気が致します。
顔ぶれは揃っていますが果して・・・。
過去10年を振り返ると初優勝は95回大会の前橋育英ただ1校。
優勝経験というのはメンバーが変われど重いのです。
今年の出場校で優勝経験があるのは北から作新学院、前橋育英、横浜、松商学園、中京大中京、大阪桐蔭、天理、智弁和歌山、広陵、済美、明徳義塾、興南と12校。(センバツ含む)
いずれも名だたる名門、強豪で、出場校の4分の1が優勝経験校というのは結構多い印象です。
ついでと言っては何ですが、他にも統計的にちょっとピックアップしてみます。
まずは春夏連続出場。
北から盛岡大付属、仙台育英、作新学院、前橋育英、高岡商、大阪桐蔭、神戸国際大付属、明徳義塾、秀岳館の9校。
次に夏2年連続出場。
北から北海、盛岡大付属、聖光学院、作新学院、前橋育英、花咲徳栄、木更津総合、横浜、山梨学院、明徳義塾、秀岳館の10校
したがって昨年の夏、今年の春、夏3季連続は盛岡大付属、作新学院、前橋育英、明徳義塾、秀岳館の5校ということになります。
最後に秋季、春季大会共に優勝して夏も出てきた高校。
北から青森山田、盛岡大付属、日大山形、聖光学院、前橋育英、山梨学院、日本文理、高岡商、明豊の9校。
秋季、春季地区別共に優勝して夏出てきたのは明徳義塾ただ1校(秋季県大会は準優勝)
例年より客観的事実を多く記してきましたが、以下に勝手な優勝校候補を書いて締めさせていただきます。
今年は可能性が高いと思われる順番で書いていきます。
大阪桐蔭、天理、明徳義塾、日本文理、盛岡大付属、智弁和歌山、秀岳館、北海。
以上8校をピックアップさせていただきました。
組み合わせ抽選会で相手が決まればもう少し踏み込んだ見解を書かせていただく予定です。
それでは球児たちにとって大きく成長する夏である事を願います。
ではまた。