今年も球春が近づいて来ました。
プロ野球キャンプインも間近に迫り、昨日はセンバツ大会の出場校も決まりました。
春はセンバツから。
最強寒波が襲来していますが、こうして出場校が決まると春が近づいていることを感じます。
今年は記念大会で出場校が例年より4校多い36校。
内訳は北海道・東北4校、関東・東京6校、東海3校、北信越3校、近畿6校、中国・四国7校、九州4校、21世紀枠3校の合計36校。
昨年より増枠になった地区は北海道・東北、東海、北信越、中国・四国の各地区で各1校ずつプラス。
四国は昨年の明治神宮大会で明徳義塾が優勝したのでさらに1枠プラスされています。
ちなみに昨年の明治神宮優勝枠は近畿でしたので近畿はマイナス1校となりました。
結果的に中国四国地区は計2校増えたことになります。
増枠の配分はバランス的に見てこれで良いのではないでしょうか。
出場校は新聞やネットなどでご覧の方も多いと思いますので、ここでは出場校を眺めて気になったことを書いていきます。
それをベースに展望を書かせていただき、印象だけの勝手な予想をしたいと思います。
まず最初に目が行くのは21世紀枠合わせて、滋賀県から3校選出されたこと。
レベルの高い近畿勢ですが、遠い昔、滋賀県だけは甲子園で勝てない時期が長く、夏の選手権が1県1校になる前の京滋大会や福滋大会などでは甲子園に出てくることもままなりませんでした。
そんな時代を知っているので今回3校選出を聞いた時は椅子から転げ落ちそうになるほど驚きました。
膳所は59年ぶりですが、夏は昭和47年、53年と出ておりZのアルファベット1文字胸のユニフォームを覚えている方も多いでしょう。
今年もそのユニフォームを高野連には認めて欲しいです。
文武両道と言われてますが、彦根東も有数の進学校のはずで県1,2を争う進学校の揃い踏みはある意味奇跡的と言える気がします。
同じ近畿では兵庫県の出場がありませんでした。
記念大会に兵庫勢が出場しないのは何とも皮肉ですが、近畿秋季大会で県1位明石商業、2位西脇工業、3位神港学園が全て1回戦で敗れたので如何ともしがたく・・・。
といっても夏は26年27年29年と常連ぶりは健在ですが最盛期に比べ甲子園で勝てません。
ところが今年は久々にらしさが戻ってきた印象で近畿大会では打棒活発に、決勝進出。
大阪桐蔭に敗れましたが高島監督はリベンジを誓っており、あの高島監督にここまで言わせるのは相当チーム力に自信を持っていると想像します。
復活を見たいですね。
近畿勢ばかりに目が活きましたが、そのほかでは東北出場校の顔ぶれが変わらないのに目が行きます。
過去幾度もチャレンジしながら優勝旗は未だ白河の関を越えられません。
一気に津軽海峡は越えましたが・・・。
上記3校に仙台育英、八戸学院光星、青森山田などの壁が各県内で厚く、これらを県内で脅かす高校が出てこないと駄目だと思います。
言うは易しというところがあるのでしょうが最近そんな気がしています。
関東では作新学院の出場がなりませんでした。
関東大会で優勝した東海大相模に大敗したのが響いたようです。
最近常連となっていた機動破壊健大高崎も関東大会2回戦敗退。
その結果、比較的フレッシュな顔ぶれとなりました。
東海3校は伝統校ぞろい。
選手変われど、伝統校は勝ち方を知っているので初戦を乗り越えれば侮れません。
中国四国は何と言っても明徳義塾。
馬淵監督はおそらく本気で狙っているでしょう。
今年のチームはそれだけの力があります。
九州は創成館の評判が高いです。
長崎大会優勝、九州大会では沖縄と宮崎の1位校を撃破して優勝。
明治神宮大会でも準優勝ですから候補の一角にあげられても不思議ではありません。
さてここまで出場校を眺めてきて印象だけの勝手な印象で北からベスト8候補をかかげていくと、
駒大苫小牧、聖光学院、東海大相模、日大三、東邦、大阪桐蔭、智辯和歌山、明徳義塾とさせていただきます。
なんだか結局名門、伝統校ばかりになってしまいましたね。