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フィギュアスケート Road To 平昌 羽生NHK杯欠場 代表選考について私見

恐れていたことが起こってしまいました。

映像を見た時の正直な印象はこれは駄目かも・・・。

駄目というのはGPシリーズどころか平昌もという意味なんですが・・・。

右足関節(足首)外側の靱帯(じんたい)損傷。

全治は明らかにされていませんが、当然のことながらGPシリーズは欠場。

その判断は極めて妥当な物と言えるでしょう。

平昌への道はどうなってしまうのか。

私は急ぎ平昌オリンピック代表選考基準を読み直しました。

と言うのは、羽生は全日本に出ることも難しいのではと思ったからです。

あの悪夢の6分間練習の激突を含め数々の修羅場を乗り越えて(インフルエンザ以外では)到底無理と思われた状況でも出場して結果を出してきた羽生。

その羽生が今回は欠場を余儀なくされた。

相当重傷と考えるのが普通です。

私は全日本への出場は必須要件と思ってたので、這ってでも出てくることになったら代表どころか選手生命に関わると思っていたわけです。

そこで選考基準に戻ると、

1~3人目の基準の部分は何度も紹介されているのでご承知の方が多いでしょう。

1人目 全日本選手権大会優勝者。

2人目 全日本選手権大会2位、3位の選手

    GPシリーズファイナル出場者上位2名

    上記いずれかを満たす者から総合的に判断して 1 名選考する。

3人目 2人目の選考から漏れた選手

    全日本選手権大会終了時点でのワールドスタンディング上位3名

    全日本選手権大会終了時点でのシーズンワールドランキング上位3名

    全日本選手権大会終了時点でのシーズンベストスコア上位3名

    上記いずれかを満たす者から総合的に判断して選考する。

注目すべきは最後の注意書きの部分。

ここはあまり紹介されてはいなかったと思います。

ここはそのまま転記させていただきます。

※最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である。

ただし、過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある。

今回羽生がGPシリーズ欠場となった記事が出ると早速、忖度するような選考は謹んで、適切な選考を望む・・・というような主張を目にしました。

これは羽生が選考会に参加しなかった場合、代表に選ぶことがあっては断じてならないという意味でしょう。

その言い分には当然一理あります。

しかしこの選考基準を読む限り、その是非はともかく、こと羽生選手に限っては全日本に出られなかったとしても俗に言われる救済措置として代表に選ばれても問題ないと私は考えました。

前回オリンピックチャンピオンにしてその後の活躍は誰もが認めるところです。

羽生に取って代わる選手が複数おれば話は別ですが、どう考えてもそんな選手は宇野以外にいません。

羽生選手のことですので無理をしてでも全日本に出てくると思いますが、たとえ出場がならなかったとしてもオリンピックへの目途が立つようなら(ドクターの治癒お墨付きは必要ですが)代表に選ぶべきだと思います。

※の部分の記述がなければ全日本出場は絶対条件だと言えますが、記述がある以上当然羽生については資格はあると思った次第です。

それにしても一昨日までは羽生と宇野はほぼ間違いなく1人目、2人目で決定され、残る第三の男を誰が射止めるかに注目が集まる感じだったのに、ほんと何が起こるかわかりません。

今迄これは駄目だろうと思っても都度不死鳥の如く皆を唸らせる演技を披露してきた羽生選手。

まさかオリンピックシーズンで再び大きな試練が待ち構えていようとは。

今まで多くの壁を越えてきた羽生。

今回の壁も超えてくれると信じたいです。

それにしても何でこの時期にとは思いますが・・・。

この心配が杞憂に終わることを切に願っているんですけどね。