思わず山中慎介もふざけるな!と怒鳴っていましたね。
全く同じ思いです。
WBC世界バンタム級タイトルマッチ、王座奪還を狙う山中慎介とルイス・ネリとの
ダイレクトリマッチ。
調印式でのルイス・ネリを見て、あまり絞られていないような印象を持ったんですが、まさかウェイトオーバーとは、しかも2.3kgも・・・。
栄養士が自責の念に駆られていたようですが、そんなのおかしいですよ。
本人が一番わかっているはずだし、当日まで体重を測らない訳がないじゃないですか。
モチベーションを復活させ、ようやくここまでたどりついた山中選手が気の毒でなりません。
元々ネリはこの試合、やる気なんかなかったのでしょう。
だいたい、ルイス・ネリに対するWBCの対応は初めから出鱈目でした。
ドーピング検査で1次も2次も陽性反応が出たにもかかわらずお咎めなし。
世界でアンチドーピングの機運が盛り上がっている中、あの裁定を聞いて、ボクシング界ってそんなにいい加減で遅れているのかとあきれかえっていました。
本来ならあの試合はノーコンテストですよ。
それでもって王者移動はなし。
山中選手のチャンピオンは変わらず、次の防衛戦が13度目の記録をかける試合としなければならなかったんです。
ネリはWBCの甘甘裁定に救われたにも関わらず、今度は計量失敗。
ボクシングをやる資格なんかありません。
最近日本で行われる世界戦で、外国人世界チャンピオンの計量失敗が多すぎます。
タイトルはく奪は当たり前で、本当ならその瞬間に王座移動でも良い位です。
現実には高い金を払ってチケットを買っている人も多いし、試合を行わない訳にはいきませんが・・・。
少なくとも減量に失敗した選手には、長期間試合禁止など重い罰則を課すべきです。
命を削る思いで減量して試合に臨む選手と、最低限のことも遂行できない上に、身体的ダメージが少なく、さらに試合当日には栄養を付け、ウェイトを上げて試合に臨める選手の試合なんか不公正極まりないです。
ぎりぎりまで減量に苦しみ、それでもウェイトオーバーしてしまったケースと違い、今回のネリはそもそも本気で減量してきたのか疑わしいです。
なので、身体的なダメージはほとんどないと思います。
タイトルは失いましたが、初回から減量失敗を感じさせない勢いで山中に向かってくると思います。
しかし、山中も奪還に燃える気持ちに、プラス減量を失敗(失敗ではなく故意だと思いますが)したことへの怒りが加わり、倒そうとの意欲がさらに高まっていることでしょう。
こうなったら何が何でもネリをマットに沈め、チャンピオンベルトを奪い取ってもらわないといけません。
そしてネリは二度とリングに立たないで欲しいです。