菅野離脱でやり繰りの苦しいジャイアンツ先発陣ですが、火曜日の甲子園が雨天中止。
この恵みの雨で先週は5人で先発を回すことが出来ましたが外国人二人が調子落ち。
高橋も変則ローテの為か、ドラゴンズ打線につかまってしまいました。
ジャイアンツこのままズルズル後退かと思われましたが、月が変わって6月1日。
0対4とリードされたジャイアンツはビヤヌエバが起死回生の同点満塁本塁打。
このまま逃げ切りかと思われましたが、新守護神中川がバッテリーエラーで1点献上。
しかし、ダブルプレーでピンチを切り抜け勝越しを許しませんでした。
こうなると、流れからして絶対に負けられません。
9回裏、ツーアウトから亀井が四球で出塁。
ここで亀井が何と盗塁!
たとえアウトでも10回は坂本からの打順となる訳ですし、成功すれば1塁が空きますが、坂本の後には丸が控えており、ドラゴンズは当然坂本と勝負せざるを得ません。
結果はご存知のようにサヨナラタイムリー!
原監督らしい作戦でしたが見事にはまりました。
この日の勝利はシーズンが終わって振り返れば分岐点と言われるやもしれません。
翌日も坂本の2本塁打により逆転勝ち。
5月中旬以降ぬかるみにはまりそうなジャイアンツでしたが月が変わって、正にツキも変わったかのような連勝。
カープが物凄い勝率で一気に首位に立ちましたが、今シーズンはまだわかりません。
気分よく交流戦に突入して貯金を殖やしていきましょう。
先週の結果
スコア
5月28日 対タイガース 雨天中止
5月29日 対タイガース 4対8 ●
5月30日 対タイガース 2対5 ●
5月31日 対ドラゴンズ 3対7 ●
6月 1日 対ドラゴンズ 6対5 〇
6月 2日 対ドラゴンズ 3対1 〇
主な打者の成績
亀井 15打数4安打 .267
坂本 21打数9安打 .429 打点6
丸 18打数7安打 .389 打点2
岡本 19打数4安打 .211
ゲレーロ 10打数1安打 .100
大城 16打数6安打 .375 打点5
山本 13打数1安打 .077
ビヤヌエバ 7打数1安打 .143 打点4
小林 6打数0安打
炭谷 5打数0安打
重信 9打数1安打 .111
阿部 2打数1安打 .500 打点1
中島 5打数0安打
陽 2打数0安打
田中 7打数1安打 .143
宇佐見 4打数1安打 .250
週間チーム打率 168打数37安打 .220
投手成績
5月29日 今村 6回 自責点2
5月31日 高橋 4回 自責点5
6月 2日 山口 7回 自責点0
感想
投手陣はピリッとせず、打撃陣も低調。
得点は5試合で18点1試合平均3.6点。
この間の防御率が4.47なのでよく2勝3敗で乗り切れました。
6月1日の勝利は本当に大きく価値ある1勝でした。
坂本はサヨナラ安打に続いて2日は同点、勝越し本塁打と大活躍。
山口にも4月23日以来の勝ち星がつきました。
今週からいよいよ交流戦。
ジャイアンツの昨年の成績は8勝10敗。
過去交流戦でセリーグがパリーグを上回ったのは14シーズンで僅か1回。
その2回は共にリーグ優勝。
それだけでなく、2位(2007年)4位(2008年)3位(2013年)と上位に来た年もリーグ優勝。
そのいずれも原監督ですが、セリーグ他球団が交流戦で星を落とすことが多く、今年も好成績を残すことで、一気に上位との差が詰まることも十分考えられます。
そのためにも頑張ってもらわないといけないのが投手陣。
先発陣から高橋とヤングマンを抹消。
報道によると、いよいよ田口が先発復帰。
桜井にホープ高田も先発で1軍マウンドに登場しそうです。
ブルペンでは先日好リリーフの鍬原が使えそうなのとマシソンが帰ってくるようです。
もちろんマシソンにいきなり期待するのは酷ですがベンチに刺激を与えてくれます。
菅野の状態が不明ですが、何と言っても投手陣の整備が優勝への条件。
初戦は安定した投球を見せている今村。
ここで勝って勢いに乗りたいですね。
ではまた来週。