フランスGPが終わりました。
ホンダ勢の結果は
マックス・フェルスタッペンが4位。
ピエール・ガスリーが10位(入線は11位・リカルドペナルティにより)
ダニール・クビアトが14位。
アレキサンダー・アルボンが15位。
このレースに先立ちホンダはスペック3のPUを投入。
これは次のスペック4へのつなぎ的な物であることが表明されていました。
さらにポール・リカールサーキットもレッドブル陣営には不向きとも言われてました。
しかしこうした結果を突き付けられると、どこか寂しさを感じてしまいます。
メルセデスがまたもワン・ツー。
これで8戦中6戦がワン・ツーで残る2戦も1位と3位。
セナ・プロ時代のマクラーレン・ホンダが残した16戦15勝を上回ると言っても過言ではありません。
それほどに他チームとの差が開いているという意味ですが。
レッドブルは3強の一角であることは間違いありませんが、ポイントで62Pも差をつけられた3位に甘んじています。
1位メルセデス338 2位フェラーリ198 3位レッドブル136
マシンの評価はメルセデスがダントツですが、フェラーリとレッドブルの比較では総合的にレッドブルが上と見る向きもあるのでこの結果は不本意です。
この要因ははっきりしていて、ドライバーの差と言われてしまうのが悲しい現実。
フェルスタッペンは全てのレースでマシン性能を最大限に引き出し、考えられる最上位を常にゲットしています。
それに対しピエール瀧・・・いやガスリーは期待に応えられていません。
チームは彼を擁護し続けていますが、あと数戦結果を出せなければ、シーズン途中でのドライバー交代も現実味を帯びてくるでしょう。
レッドブルはフェルスタッペンとガスリーとでマシンに差をつけてはいません。
フェルスタッペンがあまりにも優れたドライバーなのでどうしても比較されるガスリーは気の毒ですが、かと言って鼻からそういう見方をされるのもガスリーにとっては不本意でしょう。
しかし実際、決勝はもちろん予選でもガスリーはフェルスタッペンを上回れません。
さらに同じ若手、フェラーリのルクレールにもパフォーマンスで劣っているのも辛い。
フェルスタッペンとの発言の差も気になります。
チームに対するホンダの献身的な頑張りを目の当たりにしていることもあるでしょうが、フェルスタッペンは昨年までの言動と明らかに違います。
一言で言えばポジティブ。
何があっても基本的に人のせいにせず結果を受け入れています。
こういった面でもガスリーはフェルスタッペンに比べられてしまいます。
フランス人気質というか、なかなか自分の非を認めないところがあります。
結果を出せばこういった些細なことは何も問題にならないんですけどね。
トロロッソであれほど頑張ってくれたガスリー。
何とか結果を出してほしい。
早くも週末は次戦オーストリアGP。
1週間ではチームの勢力図は変わらないでしょう。
レッドブルとしては日本GP以降。
ここでメルセデスに肉薄して優勝!
かつてウィリアムズ・ホンダもシーズン終盤に連勝して翌シーズンに繋げました。
レッドブル自体も2012年に前半の苦戦から後半劇的に立ち直り連勝しています。
まだまだシーズン半ば。
応援し続けます。
ではまた。