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東京オリンピック 感じたことをそのままに④ オリンピックの魔物が内村航平、瀬戸大也を襲う 

本格的に競技が開始された2020東京オリンピック

33種目339競技が17日間で行われる訳だから大変だ。

オリンピックなればこそ見ることが出来る競技も数多い。

これが世界選手権と大きく異なるところでスポーツ好きにはたまらない。

毎日多くの競技が開催されるので何を見るのか(見られるのか)迷う迷う。

日本開催なので時差はないが仕事の関係で見たくても見られない競技も出てくる。

その上、いやがおうにも見る前に結果が入ってくる場合が多い。

今日も仕事から帰るまでにショッキングな結果が飛び込んできた。

内村航平の鉄棒予選落ち。

さらに瀬戸大也の400個人メドレー予選落ち。

どちらもメダルの最有力候補であり予選で落ちることは想像していなかった。

家に帰ってきて柔道男子高藤の号泣金メダルの瞬間を見ることが出来たが、今日は内村選手と瀬戸選手について録画を見た上で感想を書いてみたい。

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池江選手が出場した女子400Mリレーも残念ながら決勝に進めず。

どうも日本チーム全体的に重苦しいスタートとなっている。

内村航平選手

内村航平選手も瀬戸大也選手も、内容を見た限りまさかの言葉しか出てこない。

内村選手が落下したという報道を見て、てっきり離れ業で落ちたと思い込んでいた。

ところが映像を見て驚いたが比較的簡単にこなす部分でのまさかの落下だった。

聞けば練習でも同じ場所で落下していたとのこと。

本番でも明らかに鉄棒のバーを掴む手がぎこちなく、おっかなびっくりという感じ。

内村選手としては練習での落下に至る負の感覚を覚えてしまって、引きずり込まれるように同じ轍を踏んでしまったとの印象を受けた。

わかっているけど逃れられない感覚だったのではないだろうか。

偉大な功績を残してきた内村選手でもオリンピックの魔物に吞まれてしまう。

呆然とした表情で演技を終えた内村選手。

最後の演技に当然悔いはあるだろうが、ここまでの人生には全く悔いはないだろう。

日本の美しい体操を再び世界に示した功績は大きい。

団体戦のメンバーは大きく若返っており、内村が目指してきた美しい体操は間違いなく後輩に引き継がれている。

これで第一線からは退くんだろうが、後進を育てて欲しい。

瀬戸大也選手

瀬戸選手の場合は本人も理解出来ていないのではと思う程のどんでん返し。

現在世界ランク1位で金メダル候補筆頭の瀬戸選手。

予選はあくまで翌日の決勝に向けての調整と相手関係の比較だったはずだ。

最初のバタフライから先頭に立ち、背泳ぎ、平泳ぎと2位以下に身体一つ以上の差をつけて余裕の泳法に見えた。

しかし。

最後のクロールで4人に抜かれてしまい、結果はその組の5位。

水泳は予選参加者全員のタイム順で決勝進出が決まる。

本人は決勝に向けてペース配分など、レースの組み立てを予選で再確認したかったようだが、結局瀬戸選手のタイムは全体9番目となり決勝進出を逃してしまう事になった。

最初に書いたがどうも日本チーム全体が重苦しい雰囲気に包まれているのではないか。

オリンピック開催の是非が直前まで問われ、それが選手たちのパフォーマンス低下につながっているように思えてならない。

気持ちを整える暇がないままオリンピックに突入してしまったのだ。

最後に重量挙げ三宅選手!

最後に東京の舞台立てて本当に良かった。

長い間ご苦労様でした。 

 

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