セ・パ両リーグ雑感
直接先週の試合とは関係ないが、日曜日のサンデーモーニングスポーツコーナーに元ソフトバンク監督の工藤氏が出ていた。
話題が大リーグワシントン・ナショナルズの拙守に次ぐ拙守の時、工藤氏はこう語った。
選手を責めてはダメ、何事もなかったかのように接し、選手にはひとつの試練と捉えてもらい次に失敗しないように願う・・・と語ったのだ。
これこそが工藤氏在任中７年間で５度の日本一に輝いた秘密を見た気がした。
もちろん選手層の厚さは１２球団でも一二を争うのは間違いないが、この工藤イズムが現代の若者にぴったりとハマったように思えてならない。
このことが良い悪いと言ってるのではない。
まもなく還暦を迎えようとする工藤氏が（元々そういう資質を持っていたこともあるだろうが）古い慣習に捉われずチームを引っ張っていったことに驚いたのだ。
いよいよ今週から交流戦。
去年は初めてセリーグがパリーグを上回る成績を残すことになった。
交流戦で流れが変わってしまうことはよくある。
今年は投手上位の流れでここまで来ているが、果たしてどうなるのだろう。
先週の巨人
スコア
5/17 対広島 ３対２〇
5/18 対広島 ４対２〇
5/19 対広島 ２対１〇
5/20 対阪神 ６対２〇
5/21 対阪神 １対２●
5/22 対阪神 ０対４●
主な打者の成績
吉川 ２３打数８安打 打点１ .３４８ .３４２
ポランコ ２２打数６安打 打点２ .２７３ .２８１
丸 ２０打数７安打 打点０ .３５０ .２７３
岡本 ２５打数５安打 打点２ .２００ .２３７
ウォーカー ２３打数７安打 打点４ .３０４ .２９５
大城 １７打数１安打 打点０ .０５９ .２３２
中島 １３打数３安打 打点２ .２３１ .２６４
中山 ２０打数４安打 打点１ .２００ .１９６
立岡 ５打数２安打 打点１ .４００ .１８２
北村 ６打数１安打 打点０ .１６７ .１８２
小林 ３打数１安打 打点０ .３３３ .１８９
週間チーム打率 １９８打数４９安打 .２４７ .２４６
※赤字は今季通算打率
投手成績
5/18先発山崎伊（勝） ５回２/３ 自責点１ ２．７６
5/19先発菅野（勝） ８回１/３ 自責点１ ３．０２
5/20先発戸郷 ８回 自責点０ ３．１９
5/21先発シューメーカー（負）５回 自責点２ ３．１０
5/22先発高橋（負） １回２/３ 自責点３ ４．８２
週間ブルペン防御率 １８回１/３ 自責点３ １．４７ ３．３９
感想
どうして巨人は阪神にあんなに負けるのだ。
阪神がここまで積み重ねた勝ち数１７の内７は巨人戦だ。
先週も１勝２敗。
最初の３連戦で３連勝した後は３度の対戦全て負け越しの２勝７敗。
必ず巨人が阪神を生き返らせるのだ。
今回の３連戦は初戦も危なかった。
９回ツーアウトから追いつかれ何とか勝ったが、３連敗しててもおかしくなかった。
ともあれ先週は最低限の４勝２敗で乗り切り、一時の不振を切り抜けた感はある。
先々週あたりは昨年終盤のようにズルズルと負けが混んでいくのではと危惧したが、何とか踏みとどまったのは良かった。
高橋が最後裏切りの投球を見せて登録を抹消された。
現時点で登録されている先発投手は５人なので赤星あたりが復帰してくるのか？
ブルペンは大勢に疲労が見られた時に代わりを務めなければならないデラロサがピリッとせず、ビエイラもまた姿を見ない。
ルーキーの大勢は１年通してクローザーの経験は無い訳で、梅雨から夏場に向かってカバーできるクローザーは不可欠で、そこをデラロサかビエイラに埋めてもらわないといけない。
最初にも書いたが今週からは交流戦。
巨人は交流戦で３位以内に入れば全てリーグ優勝に直結しており、注目大だ。
オリックスの表３本、田島、山本、宮城はローテ的に巨人戦はなげてこない。
既に発表があった山岡にワゲスパックとあと一人、山崎福あたりが相手だろう。
その後はＢＩＧＢＯＳＳ率いる日本ハム。
４勝２敗でも十分だが、５勝１敗も狙えるのではないか。
地道に貯金を１個か２個増やしていこう！
ではまた来週。
