近来稀に見る面白い場所と断言できる大相撲名古屋場所が始まった。
新大関霧島のまさかの休場は驚いた。
ここまで怪我らしい怪我をしてこなかった霧島なので休場は全く想定外。
たいした怪我でないことを祈るのみだ。
さて、注目の3関脇。
大関を目指すためには取りこぼしは許されない。
そんな3関脇の成績を今場所は出来る限り追いかけたいと思っている。
初日はライブで観戦出来たが、まずは初日それぞれ曲者相手だったが白星スタートを切ることが出来た。
3力士共に特徴が出た取組だった。
若元春は元大関御嶽海相手だったが、立ち合いすぐに左を差し十分の体制に持って行き、そのまま土俵際まで一気に寄っていった。
土俵際御嶽海の粘り腰でもつれたが寄り倒して初日白星。
続く大栄翔はこれまた元大関の正代が相手。
立ち合いこそ一気に押し込むことは出来なかったが、回り込んだ正代を素早く追跡して正面に回り込みのど輪、突っ張りで快勝。
初日白星スタート。
最後に登場の豊昇龍の相手は何をしてくるかわからない前頭筆頭翔猿。
立ち合い両者ほんの一瞬にらみ合い。
思い出したかのように豊昇龍がはずにして前に出る。
翔猿も土俵際で回り込みながら追いかける豊昇龍に対し逆転の突き落としを狙うが、翔猿の体制が仰向けになり背中から土俵に落ちてしまった。
この一番翔猿が落ちる前に豊昇龍の手が先に土俵を触っているのではという声もあったが、NHKの各方向のビデオでは確認出来なかった。
審判も物言いをつけなかったのでそれを信じたい。
このように3力士それぞれがそれぞれの特徴を活かした相撲で勝ち星スタート。
見ている限り3力士共、互いを良い意味で意識して好循環になるように感じた。
大関不在となったこともあり、大関昇進のチャンスは広がったと言えるだろう。
初日を見た印象では若元春の落着きぶりに強い印象を持った。
■初日3関脇
豊昇龍○(押し倒し)●翔猿
大栄翔○(押し出し)●正代
若元春○(寄り倒し)●御嶽海
■2日目3関脇取組
豊昇龍 7勝ー4勝 正代
大栄翔 12勝ー15勝 御嶽海
若元春 6勝ー7勝 翔猿
3関脇の相手は初日の相手がシャッフルされた取組。
豊昇龍以外は通算対戦成績で負越している。
初日白星スタートで気分よく2日目を戦うことが出来ると思うが15日間は長い。
場所後3関脇はどんな成績を残しているのだろう。
どこまで追いかけられるかわからないが出来るだけ投稿したいと思っている。