異例の一般公開計量も両者一発でクリア。
両者のフェイスオフ、井上がTシャツを客席に投げいれば、アフマダリエフはシャドーをするなど、盛上りも最高潮に達した。
この試合が正式に発表されたのは7月10日だが、5月初旬には井上がカルデナス戦をクリアすれば、次はアフマダリエフと、ほぼ決定事項としてニュースにあがった。
その時はまだまだ先と思っていたが、あっという間に対戦の日を迎える。
この試合、井上にとって最強の敵を迎え撃つというムード。
それどころかアフマダリエフが総合的に井上を上回るとの声まで出てきた。
井上がこの2年間で2度ダウンを喫しているからだが、それが無ければここまで声は大きくならなかっただろう。
実際井上がSバンタムに階級を上げてきた当時、私の記憶が確かなら、アフマダリエフよりフルトンの方が怖いという評判だったと思う。
しかしフルトンに圧勝。
アフマダリエフの方は判定でタパレスに敗れてしまった。
アフマダリエフは判定に不服だったようだが、井上との試合を2年間待つことになったのはそれが原因だ。
井上が逃げていると語っていたが、もちろんそうではなく、単にマッチメイクの問題だった訳で、これも本人はわかっている上での挑発だったのだろう。
その当時からアフマダリエフが急激に強くなったとは思えない。
ボクシング経験者やマスコミが、アフマダリエフ恐るべしというムードを作っていることは否定できないと思う。
とは言う物の、井上陣営もアフマダリエフは過去最強の敵と位置づけ、井上自身もKOにはこだわらない、判定でも良いと語り、スパーリングパートナーもタパレスを呼ぶなど、過去最も力を入れているように、単に油断を避ける以上の警戒心を持っているのは間違いない。
怖いのは、最高の仕上がりと井上陣営は語るが、彼も32歳。
スパーリングの強度が高すぎて、当日リングに上がったら疲れにより思ったほど調子が出ないということがないかが心配だ。
確かにアフマダリエフは面構えもなかなか怖く、ガタイもでかく見える。
つまり見た目はとっても強そうだ。
しかしフルトン戦でも感じたことだが、リングに上がると井上の方が大きく見えた・・・ということもある。
過去、事前の予想が拮抗するほど、強さを見せつけてきた井上チャンピオン。
今回もまたモンスターぶりを見せてくれるに違いない。