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ボクシング井岡一翔 現役復帰! 今度こそ!

井岡一翔現役復帰!

突然のニュースに驚きました。

引退発表も唐突な印象でしたが、今回も突然の発表。

スポーツ選手はそんな簡単に競技生活から身を引くことなど出来るはずがないと思ってはいました。

やっぱりって印象を持つ人も多いでしょう。

いろんな声があると思います。

井岡には、強豪から逃げているイメージがつきまとい、多くのバッシングを受ける原因になっていました

そのことが井岡の評価を不当なほど下げさせてしまったのは間違いないです。

本人もそのことはわかっているはずです。

わからないはずがありません。

もしかすると、思うような選手とやらせてくれない陣営やテレビ局に不満を持って、あの引退発表につながったのかもしれません。

今回アメリカを拠点に活動するとのこと。

しかもSuperflyに参戦するとのこと。

これが本当なら、出てくるのはハンパない選手ばかりです。

井上尚弥が返上したWBOスーパーフライの王座決定戦も行われるし、ファンフランシスコエストラーダ参戦の声もあるようです。

ただ、いくら3階級制覇を成し遂げた井岡でも、果たして復帰戦でタイトル挑戦可能なのか、実現したとしてもコンディショニングはどうか・・・など疑問な点もあります。

とは言うものの、容赦ないバッシングに対し、その屈辱を晴らすためには、今度こそビッグマッチを組んでもらって勝利しなければなりません。

元々ボクシングセンスの塊。

いろんなしがらみを断ち切って、今度こそ輝いて欲しいです。

 

スーパーフライ級各団体王者 

WBA カリ・ヤファイ 24戦24勝(15KO)

WBC シーサケット・ソー・ルンビンサイ 50戦45勝(40KO)4敗1分

IBF ジェルウィン・アンカハス 32戦30勝(20KO)1敗1分

WBO 空位(今回決定戦)

ファン・フランシスコ・エストラーダ 39戦36勝(25KO)3敗

井岡一翔 23戦22勝(13KO)1敗 

 

「仕事以外全部趣味」 万引き家族 感想 捨てたんじゃない・・捨てられたのを拾ってきただけ

パルムドール受賞「万引き家族」を見てきました。

表題に掲げた「捨てたんじゃない。捨てられたのを拾ってきただけ」というのは安藤サクラの映画内での台詞なんですけど、これがこの映画の本質を表していると思います。

見終わってすごく後に残る映画でした。

見る人によってそれぞれの思い、感想を持てるように作られていますので、とにかく余韻が残るエンディング。

パルムドールを受賞したことで、明らかに観客数は増えていると思います。

連休明けの昼の時間帯。

いつもはガラガラの映画館なのに、(この映画館にしては)たくさんの人が入ってて驚きました。

中には全然思ってたのと違って、なんじゃこりゃ~って感じた人もおられたでしょう。

でも、見終わって何かを感じる映画。

考えさせられる映画。

多くの人が見るに値する映画。

パルムドール受賞が多くの人に映画館へ足を運ばせるのは良かったと思います。

家族を演じる役者がとにかく好演。

リリーさんや希林さんの安定した演技はさすがですが、安藤サクラ松岡茉優、子役の二人、是枝監督の引き出す力は相当な物です。

劇中音楽も抑えられた、この映画にぴったりの印象。(フランス人好みかも?)

エンディングロールに流れる音楽も、頭の中を整理するのにちょうど良い旋律でした。

 

あの女の子これからどうなるのかなあ~・・・


映画「万引き家族」本予告編

 

 

Wカップ雑感⑪ 新時代のワールドカップ

1カ月に及んだWカップが終わりました。

少なくとも私にとっては過去最高に面白い大会でした。

次のカタールでは暑さのため絶対に内容の乏しい大会になると以前書きましたが・・・何と冬場の開催に踏み切る模様。

それはそれで驚きで、欧州、日本のリーグ戦日程がどう影響するのかも微妙で、いずれにしても問題山積みの大会となりそうです。

話をロシア大会に戻すと、まずは日本代表の健闘が何とも嬉しい出来事でした。

昨日どこかで、日本は世界中の国のサポーターが2番目に好きな代表チーム・・・というような記事を見かけましたが、これは何とも嬉しいですね。

戦績的には4戦1勝1分2敗なんですが、記録より記憶に残る典型的なチームでした。

トーナメントで敗れたベルギーが日本をリスペクトしてくれて、最終的に3位になったことも良かったです。

優勝はフランス。

トーナメント1回戦のアルゼンチン戦は歴史的な試合として語り継がれるでしょう。

メッシからエムバペへの新旧スーパースターがクロスした試合として・・・。

(余談ですがムベッパではなくエムバペに統一されそうですね)

壮絶な打ち合いで、全ての得点が大会屈指のビューティフルゴールだったことも。

エムバペはその後の試合でやんちゃな行為をして咎められた場面もありましたが、間違ってもネイマール劇団員には入らないで欲しいですね。

おそらく大丈夫とは思いますが。

そのネイマールのブラジル代表。

過去のブラジル代表は負けても何かを残してくれましたが、今回のチームは何も残してくれませんでした。

ネイマール劇場と揶揄されたのが全てを表しています。

優勝候補と言われたチームが早々に消えていったことも話題になりました。

優勝こそウィナーズクラブのフランスでしたが、対戦相手はクロアチア

クロアチアはトーナメント全て延長戦を戦ったので1試合分長く戦っていた計算。

勝戦は走り続けてはいましたが、部分的に集中力が途切れる場面が見えました。

さすがに疲労が彼らを襲っていたに違いありません。

クロアチアはグループステージからず~っと強かったです。

大会通じて最も安定した強さを見せたチームではないでしょうか。

モドリッチは将来名監督になる予感。

今回センセーションだったのがVARの導入。

もしこのシステムが昔に存在していたら、1986年のアルゼンチンの優勝はなかったかもしれません。

もし今年VARが導入されていなかったら、ドイツはグループステージ突破に一縷の可能性が残ったかもしれません。

もしVARがなかったら、ネイマールはここまで徹底的なヒール役を引き受けることはなかったかもしれません。

もしVARがなかったら決勝戦はもう少し変わった流れになっていたかもしれません。

今後は、ますます「格」が通用しなくなる。

試合の流れを大きく変える可能性がある。

その結果、もしかするとウィナーズクラブに次々と新規参入が増えてくる。

そう予感させるに十分すぎるインパクトをVARは残しました。

優勝したフランス、4位に終わりましたがイングランド

若いチームが結果を残しました。

おっさんジャパンと揶揄されながら頑張った日本代表も、世代交代となります。

新監督はまだ正式には決まっていませんが森保氏でほぼ決まりそう。

まずは来年早々のアジアカップに向けて、新チームの顔ぶれが楽しみです。

ウィナーズクラブへの新規参入。

その中には当然日本代表も含まれる。

そう信じたくなるWカップロシア大会でした。

トロロッソ・ホンダを応援し続ける記事 エンジンメーカーとして確実にフェラーリ、メルセデスの次の位置を確保しなければならない

3週連続開催のヨーロッパシリーズ。

トロロッソ・ホンダは1ポイントも獲得出来ませんでした。

ガスリーがイギリスでペナルティのため1ポイント失ってはいますが、期待以下の成績と言って差し支えありません。

様々な声が記事として掲載され、活字だけでは発言の重さが読み取れないので、一喜一憂しないほうが良いと理解はしていますが、ここにきてガスリーのホンダエンジンへの厳しい評価が連続して聞こえてきたので大変憂慮しています。

と思えば、レッドブル首脳陣からの、ホンダと組むことで、ルノーのパワー不足が解消され来年はフェラーリメルセデスと同等に戦えるといった談話も見受けられます。

ニュースにはフェイクが付き物ですが、今、目の前で起こっている確かなことは、

①ホンダは来年度からレッドブルにもエンジンを提供する。

レッドブル以外のルノーエンジンを搭載するチームは(ルノーマクラーレン)いずれも現在トロロッソ・ホンダよりコンストラクターズで上位に居る。

トロロッソ・ホンダは10戦消化して19ポイントしか獲得出来ていない。

④3強を除くエンジンメーカーで括ったコンストラクターズポイントは、ルノー118ポイント、フェラーリ64ポイント、メルセデス52ポイント、ホンダ19ポイント。

ホンダは1チーム、他のメーカーは2チームの合計ですが、当面比較されてしまうルノーには数字で見る限り及んでいません。

 

そのルノーに今年からエンジンを変更したマクラーレン

昨年エンジンのせいで上位に進出できないとの理由でホンダとの契約を解除しました。

エンジンを変えることで上位に進出できると語っていました。

しかし結果を見ると目標に遠く及ばず、エリック・ブーリエは更迭され、体制を変更するに至りました。

結果が出なかったのは車体に問題があったからでは・・・との声も聞こえてきます。

そういった声も、今年ある程度トロロッソ・ホンダが結果を出しておれば、ふむふむと納得できたと思いますが、現状は決して満足できる成績とは言えません。

トロロッソの車体が劣っているのでしょうか?

ドライバーの腕が未熟なのでしょうか?

ホンダエンジンが劣っているのでしょうか?

来年は昨年までの3年間とも比べ物にならないくらいホンダにはプレッシャーがかかってきます。

レッドブルの期待に応え信頼を勝ち取らなければなりません。

そのためにも、まずは今年。

後半戦でトロロッソ・ホンダは、目に見える結果を出さなければなりません。

思えばホンダとして第2期F1の時代。

ウィリアムズ・ホンダとして当初苦戦しながらも、2シーズン目の終盤3戦に3連勝。

後の黄金時代につながっていく訳ですが、F1はシーズン内でもガラリと変わって戦闘力が増すことが珍しくありません。

残る11戦。

来年の飛躍が約束できるようなパフォーマンスを披露してくれる。

期待して応援し続けます。

 

大相撲 序盤戦を終えて 横綱白鵬まさかの休場

横綱白鵬が支度部屋で足を滑らせて骨折。

2週間の安静を要するとの診断で休場。

ニュースで理由を知った時、昔、ジャイアント馬場の半生を描いた漫画「ジャイアント台風」で、馬場が風呂場で足を滑らせ転倒し、その時の怪我が元で野球を断念した場面を思い出してしまいました。

横綱の引退がいよいよ秒読みに入ったと思わずにはいられません。

昨年と今年で5度目の休場。

優勝も節目の40回に到達しており、モチベーションも維持できにくい状況。

先場所も11番勝って何とか横綱の責任は果たしましたが、内容は良くなかったです。

来場所出場できるか不明ですが、そろそろ若手が白鵬に引導を渡す場面が見られても良い時期に来ていると思います。

 

そんな名古屋場所も序盤戦を終えました。

大関栃ノ心が5連勝。

新・地獄を見た男がこのまま一気に横綱まで駆け上がるのではと思う勢いです。 

kagemucya.hatenablog.com

 2連覇中の横綱鶴竜は今場所悪い癖が出て早くも2敗。

鶴竜の悪い時は横綱らしさが全く感じられません。

ところがもうダメぽと思ったら、急に不思議な強さを見せて優勝したりする。

つかみどころのない横綱です。

嫌いではありませんけどね。

 

kagemucya.hatenablog.com

 

kagemucya.hatenablog.com

 驚くことに5日目で全勝はもう栃ノ心と関脇御嶽海の二人だけ。

横綱3人がいつ引退しても不思議でない現状、他の力士にとっては、上を目指す絶好のチャンスが到来しています。

ところが、このチャンスを何が何でも物にしようという力士がなかなか現れません。

うがった見方をすると、変に責任を問われる大関横綱になるよりは、楽に長く力士でいられる方が良いと考えている力士が多いのではと思ってしまいます。

下位で大勝ちして上に上がれば大負け。

 いわゆるエレベーター力士の存在です。

 

栃ノ心にはドラマ性を感じるし横綱になれば人気も出るでしょう。

私も応援していますが、彼もすでに30歳。

25~6歳で横綱になれる力士の登場を願います。

そういう意味で御嶽海は現在25歳。

今場所で9場所連続三役を維持。

現状、ハチナナかクンロクの連続ですが、それでもしっかり勝ち越しているのは地力のついている証拠です。

何より幕内成績ここまで138勝105敗2休(相撲レファレンスより)

幕内17場所目で10場所は三役。

勝率.563は優秀です。

最も上に近い場所で安定した成績を残しているので、ここはより一層欲を出して横綱を目指して欲しいです。

その他の「上」を目指してほしい若手力士では、逸ノ城が2勝3敗、正代1勝4敗、貴景勝2勝3敗、阿炎2勝3敗、遠藤4勝1敗、阿部咲2勝3敗・・・。

遠藤を除きなんだかなあ~って成績。

こういった若手の内誰かが(できれば二人で)一気に駆け上がれば、相撲は面白くなるんですけどもね。

この中の何人が今場所勝ち星を積み重ねて勝ち越せるのか。

これから数場所の成績は彼らにとってターニングポイントと成り得る重要な時期です。

いつやるの?

今でしょ!