2週間の安静を要するとの診断で休場。
ニュースで理由を知った時、昔、ジャイアント馬場の半生を描いた漫画「ジャイアント台風」で、馬場が風呂場で足を滑らせ転倒し、その時の怪我が元で野球を断念した場面を思い出してしまいました。
大横綱の引退がいよいよ秒読みに入ったと思わずにはいられません。
昨年と今年で5度目の休場。
優勝も節目の40回に到達しており、モチベーションも維持できにくい状況。
先場所も11番勝って何とか横綱の責任は果たしましたが、内容は良くなかったです。
来場所出場できるか不明ですが、そろそろ若手が白鵬に引導を渡す場面が見られても良い時期に来ていると思います。
そんな名古屋場所も序盤戦を終えました。
新・地獄を見た男がこのまま一気に横綱まで駆け上がるのではと思う勢いです。
ところがもうダメぽと思ったら、急に不思議な強さを見せて優勝したりする。
つかみどころのない横綱です。
嫌いではありませんけどね。
驚くことに5日目で全勝はもう栃ノ心と関脇御嶽海の二人だけ。
横綱3人がいつ引退しても不思議でない現状、他の力士にとっては、上を目指す絶好のチャンスが到来しています。
ところが、このチャンスを何が何でも物にしようという力士がなかなか現れません。
うがった見方をすると、変に責任を問われる大関、横綱になるよりは、楽に長く力士でいられる方が良いと考えている力士が多いのではと思ってしまいます。
下位で大勝ちして上に上がれば大負け。
いわゆるエレベーター力士の存在です。
栃ノ心にはドラマ性を感じるし横綱になれば人気も出るでしょう。
私も応援していますが、彼もすでに30歳。
25~6歳で横綱になれる力士の登場を願います。
そういう意味で御嶽海は現在25歳。
今場所で9場所連続三役を維持。
現状、ハチナナかクンロクの連続ですが、それでもしっかり勝ち越しているのは地力のついている証拠です。
何より幕内成績ここまで138勝105敗2休(相撲レファレンスより)
幕内17場所目で10場所は三役。
勝率.563は優秀です。
最も上に近い場所で安定した成績を残しているので、ここはより一層欲を出して横綱を目指して欲しいです。
その他の「上」を目指してほしい若手力士では、逸ノ城が2勝3敗、正代1勝4敗、貴景勝2勝3敗、阿炎2勝3敗、遠藤4勝1敗、阿部咲2勝3敗・・・。
遠藤を除きなんだかなあ~って成績。
こういった若手の内誰かが(できれば二人で)一気に駆け上がれば、相撲は面白くなるんですけどもね。
この中の何人が今場所勝ち星を積み重ねて勝ち越せるのか。
これから数場所の成績は彼らにとってターニングポイントと成り得る重要な時期です。
いつやるの?