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Wカップ雑感⑩ ベスト4出揃う 昔の名前で出ていたセレソン

Wカップはベスト4が出揃いました。

ついにここまで来たかという思いと、あと4試合で終わってしまうのかという思い。

日本代表も姿を消して、少々祭りの後の寂しさを感じています。

とは言うものの準決勝2試合はいずれ劣らぬ好カード。

見逃すわけにはいきません。

準々決勝でウルグアイ、ブラジルの南米勢が敗れ、ベスト4は全て欧州勢となりました。

元々Wカップは欧州開催では欧州勢、南米開催では南米勢が強い傾向がありますが、前回ブラジル大会でドイツが南米開催で欧州勢として初めて優勝したように、少し南米勢に陰りが見えているように思います。

特にブラジル。

異論はあるでしょうが今回のチームに私は魅力を感じませんでした。

過去のどの大会でも感じた気品と風格がこのチームにはなかったように思います。

それはもしかしたらネイマールの振る舞いがそう思わせたのかもしれません。

次大会以降で威厳を復活させる可能性は十分考えられますが、今大会においてはブラジルは昔の名前で出ています・・・って印象を持ってしまいました。

驚いたのはベスト8の段階に至っても、ブラジルを優勝候補筆頭に推す元Jリーガーの解説陣が多かったこと。

それを聞いて、ああ~ブラジルという名前はそれほど絶対的な物なんだと思いました。

崇拝神話だと思いました。

日本戦で見せたベルギーの爆発的な力。

これを見たらブラジルよりベルギーの方が勝っていることは明らかでした。

試合はベルギーが2点をリードする展開。

日本に2点リードされて逆転で勝ったベルギーが、今度は2点リードする展開。

ブラジルの反撃を1点に抑えて見事に勝利しました。

何だか2点リードした時の戦い方を日本に伝授したかのような内容。

シュート数では26本とベルギーを圧倒したブラジルですが、ベルギーは固い守りと、自陣から繰り出す強烈なカウンター攻撃でブラジルに怖さを植え付け、リードを守り抜きました。

ベルギーは臆することなくブラジルに向かっていきました。

俺たちの方が強い。

そう信じて戦っていたのでしょう。

日本代表の頑張りが改めてクローズアップされる試合結果となりました。

準決勝ではフランス対ベルギーという絶好調同士の対戦。

新星エムバテ、グリーズマン擁するフランスには勢いを感じます。

ウルグアイはなぜカバーニを出場させなかったのでしょう。

フランスをなめていたのでしょうか?

決勝トーナメントに入ってからのフランスはグループステージのフランスとは全然違うチームです。

ウルグアイの戦術は疑問でしたが、スアレスは仕事をさせてもらえませんでした。

フランス強いです。

フランスでは気になることがひとつ。

試合中に見せたエムバテの大げさな痛がりようです。

見たくなかったです。

このプレーが元でウルグアイの選手が激高し、両チーム険悪なムードになりました。

若気の至りと思いたいです。

19歳のやんちゃくれが、ちょっとやらかしてしまったと思いたいです。

スーパースターの階段を上がっていくにあたり、こういう態度は慎んでいただきたい。

強く感じました。

11日の試合では歴史に残る試合が繰り広げられるでしょう。