大相撲夏場所もいよいよ大詰め。
満身創痍のはずだが横綱の責任を果たすべく土俵を務めている。
その横綱を追う2敗力士の内のひとり朝乃山。
本当ならもっと早く横綱になってもおかしくない力量を持った力士だが不祥事による制裁でおよそ2年ぶりの幕内の土俵となる。
そんな朝乃山が絶対に越えなければならない力士が横綱照ノ富士だ。
過去の対戦成績が0勝5敗。
令和2年の7月場所、11勝1敗で迎えた当時平幕の照ノ富士戦。
ここで朝乃山は照ノ富士に敗れてしまう。
もし朝乃山がここで照ノ富士に勝っておれば歴史は変わっていただろう。
その後朝乃山は照ノ富士に勝てず蛇に睨まれた蛙という状態だ。
そんな朝乃山が本日13日目で照ノ富士と対戦する。
当時は照ノ富士が怪我から復帰して幕内に帰ってきた場所だった。
今回は事情は違えど朝乃山が戻ってきた場所。
今度は照ノ富士に勝って、朝乃山が横綱への階段を駆けあがる番だ。
奇しくもあの時と同じ13日目。
朝乃山にとっては今後を占う大一番だ。