昨日朝乃山にとって照ノ富士戦は今後を占う大一番と書いたので、
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結果について見解を書かない訳にはいかない。
一部には内容を評価する向きもあるが、はっきりいって完敗だ。
少なくとも気持ちの上で絶対に負けてはいけなかったのに、明らかに照ノ富士の方が勝利に対する執念が勝っていたように感じた。
表現は悪いが死ぬ気で挑んでほしかった。
それほど朝乃山にとっては大切な一番だった。
昨日も書いたが3年前と立場が逆転した物のほぼ同じ状況。
すなわち、3年前は復帰してきた照ノ富士が当時新大関の朝乃山に挑んで勝った。
朝乃山は平幕優勝のあと1場所の負け越しを挟んで4場所連続二けた勝利で大関に駆けあがった。
勝負ごとにタラればは禁物だが、もしあの対戦で朝乃山が照ノ富士に勝っていたら。
今頃は綱を張っていたと思う。
それがあの敗戦で朝乃山のオーラがなくなってしまったのだ。
しかも同じ平幕下位で勝ち星を積み重ね13日目に上位力士とあたる同じ展開。
こういった時に普通新旧交代は起こるのである。
ところが起きなかった。
さすがとしか言いようがない。
しかし朝乃山には何としてでも勝ってほしかった。
これで10勝3敗。
優勝争いから大きく後退だ。
残り2日。
横綱を目指すためには大切な土俵が続く。