ようやく投打のバランスが整ってきた巨人。
ベテラン選手の不調や怪我で出番が回ってきた若手選手が生き生きしている。
不調だった坂本、丸も復調著しい。
加えて先発投手も一時に比べて踏ん張れるようになってきた。
下位相手とは言え日曜日の中日戦に育成指名のルーキー松井を先発に起用。
それもこれも前日に5割復帰したことによる余裕と共に更なる上昇を見据えて投手王国構築を目指す先発指名だったに違いない。
その松井も期待に応えるピッチング。
これは6月面白くなってきたぞ。
先週の巨人(5勝 今季通算21勝20敗)
スコア
5月16日 対ヤクルト 9対8 ○
5月17日 対ヤクルト 5対4 ○
5月18日 対ヤクルト 6対3 ○
5月20日 対中日 6対2 ○
5月21日 対中日 5対2 ○
打撃成績上位(5打数以上)
吉川 17打数9安打 打点3 .529 .257
中山 5打数2安打 打点0 .400 .224
秋広 21打数7安打 打点6 .333 .333
大城 21打数7安打 打点4 .333 .305
丸 22打数7安打 打点3 .318 .250
週間チーム打率 177打数50安打 .282 .252
投手成績
5月16日 先:戸郷 5回2/3 自責5 防3.06 救:3回1/3 自責3
5月17日 先:山崎 7回0/0 自責1 防4.08 救:2回0/0 自責3
5月18日 先:横川 6回0/0 自責1 防2.80 救:3回0/0 自責2
5月20日 先:グリフィン6回0/0 自責2 防2.68 救:3回0/0 自責0
5月21日 先:松居 5回0/0 自責0 防0.00 救:4回0/0 自責2
週間先発防御率 29回2/3 自責 9 防2.73 3.65
週間救援防御率 15回1/3 自責10 防5.87 5.00
週間投手陣防御率 45回0/0 自責19 防3.80 4.15
※赤字は今季通算防御率
感想
いくら下位が相手と言えど5連勝は望外の喜びだ。
実際3週前にも同じBクラス同士ヤクルト、中日相手に2勝4敗。
中日には3連敗だった訳だから先週は見事お返しをした形だ。
それもこれもチーム状態が急激に上昇したからだ。
その原因は課題が次々と埋まったからだ。
先々週あたりから坂本、丸が著しく復調。
腰の不安がかなり解消されたのか、坂本は守備でも完全に復活している。
1塁岡本、2塁吉川・中山、遊撃坂本、3塁門脇、鉄壁の守りが完成だ。
日曜日などはほれぼれするような守りだった。
あれだけ多かった失策がついにリーグ最少になった。
優勝するチームはエラーが少ない。
これ絶対条件。
先発投手も責任を果すピッチングが出来てきた。
育成の星松井投手も日曜日の中日戦で見事なデビュー。
戸郷、山崎、グリフィン、横川、赤星に松井が加わった。
1試合だけで評価を下すのは早いかもしれないが、間違いなく松井は持っている。
さらに魔の8回と言われたところにオリックスから移籍の鈴木がはまった。
中川も復帰して少しずつブルペンも揃ってきた。
正直言って1カ月前は希望の光が見えなかったが、俄然面白くなってきた。
今週は上位2球団DeNAと阪神と6連戦。
先週の勢いがどこまで本物かがわかる。
良い形で交流戦に入りたい。
■41試合消化時点でのチームの主な数字
順位 21勝20敗 3位
防御率 4.15 6位
打率 .252 2位(阪神と同率)
失策 15個 1位
盗塁 9個 4位(中日と同率)
本塁打 46本 1位
得点 164 1位
失点 176 6位