影無茶のスポーツ24/7

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大相撲 照ノ富士素晴らしき復活優勝! 新大関朝乃山の前に立ちはだかる

大相撲7月場所が終わった。

鶴竜の休場。

白鵬の休場。

3役以上は(鶴竜除く)全て勝越し。

いろいろあったが、今場所は新・地獄を見た男照ノ富士の復活優勝が全てだ。

だが私的には何と言っても朝乃山が気になって仕方がない。

序盤は朝乃山が白鵬と並んでどうどう主役を張っていた。

しかし再入幕で幕尻の照ノ富士が地味に1敗で追いかけていた。

10日目に朝乃山が初黒星を喫し、翌11日目今度は白鵬が敗れそのまま連敗で休場になった時、気づけば照ノ富士も1敗で朝乃山と並走していたのだ。

そういった状況で迎えた13日目、ついに両雄が相まみえる。

かつて横綱候補として重厚な相撲を見せていた照ノ富士

もぐらたたきレースから力強く抜け出てきた本格派の朝乃山。

かつての横綱候補と現在の横綱候補の初顔合わせ。

両者にとって、特に朝乃山にとってはこれまでで最も重要な一番だ。

正にワクワクドキドキ。

朝乃山が勝てば間違いなく新大関優勝を成し遂げるだろう。

そもまま勢いづいて一気に横綱に駆け上がるシーンが目に浮かぶ。

立ち合い朝乃山が上手を取った時は朝乃山勝った!と思った。

しかし照ノ富士はすぐに上手を切って逆に上手を取って寄る。

朝乃山、下手から投げに出るが照ノ富士の圧力に屈して土俵を割る。

完敗だ。

一瞬だが上手を取って形に持って行けたのに負けた。

ショックが大きい負け方だ。

もし朝乃山が横綱になれなかった場合、この一番がターニングポイントと語り継がれるような後に残る負け方だった。

翌14日目は照ノ富士が敗れたのに、朝乃山も足を取られて土俵に転がってしまう。

千秋楽も敗れると11勝4敗。

大関としては合格だが朝乃山にとって大関はあくまで通過点。

終盤5日で3敗を喫したとなれば印象が悪い。

結果によっては巴戦の可能性があった千秋楽だがそうはならなかった。

本割で勝った照ノ富士が見事な復活優勝を遂げる。

朝乃山に優勝の可能性はなくなった。

しかし朝乃山は正代に勝って12勝3敗。

よくぞ勝った。

準優勝で踏みとどまってくれた。

この1勝は大きい。

来場所も番付を上げてくる照ノ富士とは必ず取組が組まれるだろう。

朝乃山にとって横綱への道に大きな壁が出来た。

これを乗り越えて横綱になってくれることを信じている。

さて照ノ富士だ。

両肘両膝のサポーターがまだまだ痛々しい。

いつのまにか28歳。

過去多くの有望力士が怪我にないてきたが、照ノ富士もその一人。

平成29年7月場所から6場所連続途中休場。

その後4場所全休で序二段まで落ちてしまう。

しかし平成最後の本場所31年春場所で復帰して以降5場所で十両に復帰。

関取への復帰場所を13勝2敗の優勝で飾り、翌春場所を10勝5敗で幕内復帰。

コロナ禍による夏場所中止から、今場所に至った訳だ。

復帰以降今場所までの成績はこれで68勝12敗勝率8割5分。

いくら相手が格下でも驚異の勝率だ。

古傷さえ静かにしていてくれれば、大関の実力はいつでも出せるだろう。

表彰式ではサポーターを取って臨んでいたが、本場所でサポーターの数が減っていけば幕内ぴか一の実力が光り輝くだろう。

秋場所が今から待ち遠しい。

 

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