大相撲初場所が終った。
両力士の明暗は別れ、豊昇龍が優勝して横綱昇進。
琴桜はまさかの負け越しとなったのは記憶に新しい。
その頃安青錦はまだ十両5枚目だった・・・。
あれから1年。
昇り龍の如く、新大関安青錦が2場所連続の優勝を飾った。
これが記録づくめの偉業。
新大関での優勝は20年ぶり。
勢いは留まることを知らない。
来場所綱取りに成功すれば双葉山と同じ大関を2場所通過となる。
改めて安青錦の成績を見ると、とんでもない数字が並ぶ。
関取になってから全て二桁勝利。
幕内戦績68勝22敗で勝率7割5分6厘。
これは僅かながら大の里を上回る数字だ。
安青錦の特徴は何と言っても低い体勢からのしぶとい攻め。
今の大相撲は腰高の力士が多いので、あれだけ低い体勢で攻められるとなす術がない。
制限時間一杯の仕切りでも、必ず相手よりも先に両手をついて立ち合いに臨む。
大の里のような、しっかり両手をついて当たってくる大型力士でないと簡単には勝てないだろう。
さて、来場所の綱取りの可能性だが確率は高いと思う。
毎度問題になる選考基準の曖昧さ。
豊昇龍を基準に考えると、優勝すれば12勝でも関脇から3場所連続となるので、上げないとおかしくなる。
今の安青錦のなら難しい星ではない。
しかし誰からも文句を言われないためにも13勝以上の優勝で上がって欲しい。
決定戦に挑んだ優勝同点の熱海富士。
好きな力士で期待しているが、エレベーター力士になるかどうかの瀬戸際だと思う。
来場所筆頭か三役昇進があるかわからないが、入幕の頃の勢いを見せて欲しい。
9日目後に書いた記事で、優勝予想を霧島か高安と書いた。
しかしその途端霧島は連敗、高安も両横綱相手に相撲に勝って勝負に負けた。
まるでデスノートだ。
霧島は立ち直って11番。
一時の不振からは完全に立ち直った内容を見せており、大関復帰への足掛かりを得た。
再びどこか傷めない限り大関復帰は時間の問題だ。
次に両横綱だが、共に10勝5敗は横綱としては全く物足りない。
それにしても大の里はよく最後まで土俵を務めたものだ。
連敗した時は休場必至と思ったが、踏みとどまって二桁まで持ってきた。
安青錦には完勝して横綱の意地を見せたが、左肩は本当に大丈夫なのか。
横綱は休んでも何か言われるし、出場しても成績が上がらないと何か言われる。
横綱の宿命だが、将来性を考えると、無理をせず完全に治して欲しい。
白鵬も照ノ富士も休場は多かったが、休場明けの場所は必ず結果を出した。
大の里もしっかり治して、休場明けで結果を出したら良いのだ。
豊昇龍は幾度も書いたが、今の相撲だと13番勝つのは難しい。
早くひとつ優勝しないと、本当に優勝を知らない横綱になってしまう。
その他の力士では復活朝乃山が9番勝って勝越し。
シン・地獄を見た男だが千秋楽の正代戦で、右足を捻ったのが気になる。
どうも無ければよいのだが・・・。
あと伯乃富士も休場。
怪我に泣く力士が多過ぎるので、何かしら救済制度を作って欲しい。
力士が怪我に泣く姿は見たくない。
来場所は安青錦の綱取り場所となる。
先輩横綱二人がこれを阻止するのか。
さらに勢いをつけて安青錦が綱取りを一発で成し遂げるのか。
見どころが多い春場所は 番付発表2月24日 初日3月8日 千秋楽3月22日だ。