影無茶のスポーツ24/7

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大相撲初場所 横綱照ノ富士9度目の優勝 霧島、琴ノ若の大きな壁となって立ちはだかる

優勝決定戦にござりまする~

38代木村庄之助の触れが響く。

土俵上には今場所主役を張った横綱照ノ富士と関脇琴ノ若

13勝2敗の相星決戦だ。

 

結果は横綱照ノ富士の強さばかりが目立つ内容。

今場所照ノ富士に立ちはだかった霧島と琴ノ若は過去一度も照ノ富士に勝っていない。

それだけではない。

豊昇龍も朝乃山も照ノ富士には歯が立たない。

押し相撲には不覚を取ることがあるが四つの相手にはほとんど負けない。

これが照ノ富士の強さなのだ。

休場明けだったが日を追うごとに内容が良くなった照ノ富士

まだまだ大関以下の力士にとって大きな壁であり続けられる。

そう思わざるを得ない強さだった。

優勝インタビューで膝や腰の故障について問われた時の返し。

「病気じゃないので。怪我は痛いだけなんで・・・」

この言葉凄いと思った。

この言葉に勇気づけられる人は多いと思う。

決定戦で敗れた琴ノ若だが堂々の成績。

大関昇進は確実な情勢。

ここ数場所での成長力には驚くばかりで一気に素質開花だ。

決定戦後のインタビューでは負けた悔しさ露わで、まだまだ強くなると確信した。

霧島は14日目と千秋楽の負け方が悪すぎた。

軽量力士の悲哀で照ノ富士には土俵外に吹っ飛ばされてしまった。

それでもこれを糧にまだまだ強く慣れる力士なので引き続き応援したい。

琴ノ若との綱取り先陣争いは見ものだし、今後の展開によっては久々に同時横綱昇進の可能性も有り得ると見ている。

 

さて私は今場所のプレビューで以下の4項目を注目点として掲げた。

 

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ひとつずつ検証したい。

まずは大関霧島の綱取りだが、可能性は極めて高いと書いた。

結果は残念ながら今場所での綱取りはならなかった。

綱取り場所の緊張もあったと思うが今場所を教訓として綱を目指して欲しい。

照ノ富士についても前述したが、本当に強い。

膝に爆弾を抱えているが出場場所は横綱の責任を果しており見事としか言いようがない。

大関先陣争いは琴ノ若が期待以上の力強い相撲。

この1年間で完全にブレイクスルー。

勢いに乗って横綱まで昇進する力士を何人も見てきたが同じ物を感じる。

最後に若手力士の台頭については今場所も新入幕大の里が11勝4敗。

このところ続く新入幕力士の大活躍が今場所も大の里により継続された。

2場所連続優勝争いに加わった熱海富士はさすがに上位の壁にぶち当たった。

誰もが通る道なので、次に上位に上がってきた時に真価が問われる。

伯桜鵬も幕下で6勝1敗と復活。

無理せずに怪我を直しての出直しは必ずプラスに働くだろう。

熱海富士、大の里、伯桜鵬に豪ノ山を加えた出世争いは見物だ。

来場所は大関4力士となり綱取りも激化する。

三役には若元春が返り咲くし、阿炎もよく勝越してこれまた返り咲くだろう。

朝乃山は千秋楽の負けで筆頭に留まるだろうが、途中休場する前は強さが戻ってきていたと思う。

1年のブランクの大きさを感じるところだが、まだま見限ることは出来ない。

頑張って欲しい。

来場所は大阪場所。

番付発表2月26日

初日  3月10日

千秋楽 3月24日

あっという間にやってくる。

 

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大相撲初場所10日目 近い将来千秋楽結びで優勝を争うであろう琴丿若と大の里が注目の初顔合わせ!

大相撲初場所

9日目が終わって全勝はなく1敗で3力士が並んでいる。

その3力士の中で今日10日目に顔を合わせるのが関脇琴ノ若と新入幕大の里だ。

もう何が何でも見なければならない一番!

安定感が増し強さも備わってきた琴ノ若

とにかく桁違いのスケールで9日目に勝越しを決めた大の里。

間違いなくそう遠くない将来にこの両力士は角界を背負って立つことになる。

お互い横綱として千秋楽結びの一番で何度も顔を合わせるであろうその初対戦なのだ。

初場所プレビューでも書いたが琴ノ若は今場所ここまで懸念していた連敗を阻止し、場所ごとに強さが備わっている印象。

大の里は初日こそ緊張から引いてしまう相撲だったが、それでも勝利。

その後はどんどんと内容も良くなり、とにかくスケールの大きさが際立つ。

身体にサポーター類を一切せず、近来稀に見る大物感を漂わす関取だ。

この両者がついに対戦。

もちろん大の里が勝ち星を伸ばしているからこそ実現した取組だが、琴ノ若が大の里の勢いをどのようにくいとめるのか。

見どころ満載で今から胸がわくわくドキドキだ。

 

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大相撲初場所プレビュー 大関霧島の綱取り場所

今年もいよいよ大相撲が始まる。

注目されるのはおそらく下記4点。

この4点ではないかと思うが、あとひとつ個人的に気になるのが38代木村庄之助定年後(今年秋場所)の立行司の人選である(マニアック)。

上記①~④の項目をひとつずつ確認していきたい。

立行司についてはいずれ後日。

 

まずは霧島の綱取り。

結論から言うとこの初場所横綱昇進が決まると思っている。

その理由だが、先場所は途中まで先々場所同様レベルの低い(勝利数)優勝になる様相だったのに霧島が7日目から9連勝。

13勝2敗と星を整えただけでなく相撲内容も安定していた。

この勢いは初場所も継続すると思われ、本人も欲が出てきている様子なので2年4か月ぶり第74代横綱誕生の可能性は極めて高いと考える。

次に照ノ富士の状態。

横綱在位15場所中途中休場含め8場所休場しており今回も3場所休場明け。

昔の横綱は長期休場明けで進退をかけた場所は序盤に連敗して引退する場合が多かったが、白鵬以降長期休場明けでも責任を果たす成績を残す場合が多く、照ノ富士自身も前回4場所休場明けで優勝しており大関以下の力士が引導を渡せないでいる。

今場所の初日は新小結の曲者宇良。

対戦成績は照ノ富士5勝1敗だが、変幻自在の相撲で宇良が一泡吹かせることも考えられ、初日の結果が照ノ富士にとって運命の分かれ道になる気がしている。

三つめの大関争い。

去年名古屋場所は豊昇龍、大栄翔、若元春の3大関同時昇進の可能性で盛り上がったがチャンスをつかんだのは豊昇龍ただ一人で現在3力士は明暗が分かれている。

若元春は3役から陥落してしまった。

大栄翔は依然大関取りの芽があるが、今場所は13勝以上が求められ現実的には厳しい。

個人的見解としては琴ノ若が次の大関、それどころか霧島の次の横綱とまで考えている。

一つ負けると2連敗癖があり、そこを乗り越えれば今場所で大関昇進も十分有り得る。

急激に力をつけた琴ノ若の相撲は注目だ。

今場所は関脇、小結はもちろん前頭3枚目の力士まで全て幕内勝率5割超え。

どの力士も波に乗れば二桁勝利、優勝争いにも絡める豪華布陣なので熱戦を期待したい。

最後に去年新入幕を果たした若手力士の台頭。

先陣を切ったのは伯桜鵬だったが大事を取って怪我の治療に専念。

今場所再び幕下からの再スタートとなるがすぐに上がってくるだろう。

次に新入幕から2場所連続優勝争いに絡んだ熱海富士。

前頭筆頭の難しい位置だが相変わらず何かやってくれそうな雰囲気だ。

豪ノ山、湘南乃梅も地力があり25歳以下の若手力士が1大ムーブメントを巻き起こしそうな予感。

他にも、忘れてはいけない大関在位通算21場所の貴景勝に、まだまだ見限れない朝乃山、錣山親方逝去に涙した阿炎、悲願の初優勝を狙う高安、新入幕旋風に続くか大の里・・・等々見どころ満載の平成6年初場所

目が離せない。

 

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大相撲九州場所 大関霧島13勝2敗で優勝 初場所綱とりへ

1年納めの九州場所が終わった。

ようやくネクス横綱が見えたようだ。

大関霧島。

大関の場所でいきなり休場して心配したが今場所の相撲を見る限り心配ない。

今から3年前2020年春場所で初めて霧馬山の存在に気づき将来の横綱候補と思って見てきたが本当に力をつけた。

相撲は四つに組んで力を出せる力士が強い。

しかし現在の相撲は突き押し相撲全盛で四つに組めなかったときに力を出せなければ上位に留まれない。

逆に突き押しだけでは限界がある。

大関まで行けても横綱にはなれない。

大関を保つことさえも困難だ。

霧島は基本四つ相撲だが(4分の1が寄り切り)突き押しにも十分対応できる。

押し出し、突き出し、突き落としでも多くの勝ち星を挙げている。

ようするにオールマイティなのだ。

ようやく本人に欲も出てきたようだし初場所は綱とり場所になるが、かなり高い確率で74代横綱に昇り詰めるだろう。

来年は大相撲も新旧交代が一気に進みそうな雰囲気。

筆頭は琴ノ若となるが、朝乃山もまだまだ見限ることはできない。

新入幕から2場所連続優勝争いに絡んだ熱海富士。

同じく新入幕から3場所連続勝ち越しの豪ノ山。

怪我で今は休場中だがデビュー3場所で入幕しいきなり11勝の伯桜鵬。

湘南乃海も頑張っている。

ベテラン・中堅勢の大栄翔、高安、北勝富士、宇良、玉鷲あたりも黙ってはいない。

当然、阿炎、若元春はもっと頑張ってもらわないといけない。

新旧激突による見応え十分の土俵が見られるのではとワクワクする次第だ。

 

 

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大相撲九州場所 今場所も大混戦で優勝ラインは下がる一方

大相撲1年納めの九州場所も9日目が終了。

横綱照ノ富士が3場所連続休場。

今年は4場所が全休、1場所が4日目から休場で皆勤は1場所だけ。

その場所で優勝してしまうのが大相撲の現状を物語る。

横綱の責任を果しているかと言えば決してそうとは言えず、大関以下の力士に大きなチャンスが巡ってきているのにそれを掴む力士が出てこない。

前半戦は珍しく上位陣が好調に白星を重ねていたが結局いつものように混戦模様に。

単独トップは1敗で14枚目の一山本ただ一人。

たまたま「あなたは小学5年生より賢いの?」に島津海関と出ていて僅か1問間違えて300万円獲得ならなかったテレビを偶然に見て、めちゃくちゃ印象に残っていたが、その一山本が頑張っているのは応援したいが(単純か!)。

2敗が大関霧島、関脇琴ノ若に先場所優勝決定戦に臨んだ熱海富士と新入幕美ノ海。

3敗が9力士の大混戦。

精彩を欠いているのが琴ノ若を除く関脇・小結の4力士。

大栄翔は今場所上半身は動いているが足がついていってない感じ。

阿炎も期待の力士だが突き押しの同系統力士に勝てないのは苦しい。

北勝富士は先々場所、先場所までの覇気がない。

若元春も組めば力を発揮するが、相変わらず負け方が悪い。

結局役力士で抜け出る力士がいない。

最近の傾向である幕内下位力士が最後まで優勝争いに残る形が今場所も見られそうだ。

綱取り場所の貴景勝は既に3敗。

優勝の可能性は残っているが連続優勝でも3敗以下では横綱昇進に反対も多いだろう。

豊昇龍は5日目豪ノ山戦での立ち合い注意を受けて以降全く良いところが無い。

確かにあの立ち合いは酷いと思うが、心無いバッシングはやめて欲しい。

琴ノ若は落着きはらった相撲。

今場所は大物感が備わってきた印象。

慌てず騒がず既に大関、いや横綱相撲と言って良い。

期待の朝乃山はふくらはぎ肉離れで休場していたが途中出場。

既に負越しが決定しており来場所は番付が落ちる。

肝心な時にそれを乗り越えられない印象が強く来年は勝負の年となるだろう。

さて今場所の優勝予想だが大関霧島と見る。

対抗は琴ノ若

そして熱海富士だ。

3力士ともここまで2敗だがここまでの取り組みが安定している。

他の力士は勝つ時と負ける時の相撲内容の差が大きすぎる。

霧島は大関昇進前のスピードが戻ってきたし体調も問題ないようだ。

熱海富士も先場所の成績がフロックでないことを示している。

圧力はなかなかの物で、とにかく重たい。

土俵際に詰められてからの粘り腰も相当な物だ。

簡単には土俵を割らない。

3敗力士の中から上げるとすれば結局貴景勝ということになるか。

さてどうなるか。

後半戦を楽しみたい。

 

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