100年いや200年に一人の超大物井上尚弥がいよいよプロ3戦目を迎える。
井岡の7戦目を抜く6戦目で世界奪取の期待が大きい。
今後のマッチメイクにもよるが順調に試合を組むことができれば最短での世界奪取は間違いないと思う。
今回ランキング1位の選手と対戦する訳だが、今後の予定としては4戦目で日本タイトルに挑戦し勝って世界タイトル挑戦資格を得る。
5戦目で世界ランカーと戦い、世界ランク入りしてあとは世界王者と交渉し6戦目で世界奪取。
このようなレールが敷かれていると思われる。
こうやって書くと改めて6戦目で世界奪取というのはいかに大変かがわかる。
実力だけでなく運も重要な要素だ。
大橋会長も6戦目で世界戦を組まなければならないし、その苦労は察してあまりある。
それに目をつけたのがフジテレビだ。
最近とんとボクシング中継をしていなかったが、かつては(ノンタイトルでも)定期的に中継をしていた。
今は亡き逸見アナウンサーも実況中継を担当しており、多くの名勝負が放映された。
フジはボクシングを中継しなくなってから、いかにもフジらしいK-1などを放映してきたが、最近バラエティなど元気がないので、金の卵の井上を青田買いしてきたのだろう。
フジの魂胆は見え見えだ。
しかし、この大物をライブで見られるならそれも良いかと思う。
私はフジの思惑とは関係なく井上の試合を見たい。
ただフジはどうもスポーツ中継をショーアップしすぎの傾向がある。
それがはまる競技もあれば、うっとうしいだけとなってしまう競技もある。
少なくともボクシングは後者だ。
変な演出を施さず直球勝負で臨んでほしい。