迫力満点のデニー友利コーチにドン!と胸を叩かれた瞬間、三嶋の相手はジャイアンツではなく、まず己自身に勝たなければならなくなった。
もうあの状態になったら誰にも止められない。
今シーズン最多21安打17点。
おいおい、澤村の為に明日に回してあげてよって思ってしまうほどの猛攻だった。
しかしラミちゃんはねえ~。
愛すべき男だけに何とも言えないが見ていて辛かった。
今日の先発はMr.ウェンズデー杉内。
しかしほんとに今年のジャイアンツの先発陣は彩り鮮やかだ。
シーズン最後までこの6人が普通に稼働すれば、間違いなくぶっちぎりの優勝だ。
同時期にバラエティに富んだこの6人のピッチングを見られるのは幸せだ。
この試合杉内、実は降板する7回まで毎回三振を記録していたんだよな。
ここはぜひ完投して毎回三振を記録して欲しかった。
やや球数は多かった物の、結果的に大量得点差になったので、DeNA打撃陣のモチベーションも下がっていたと思われるので達成出来る可能性は高かったと思う。
昔と違って中6日で投げられるので休養も充分に取れるんだから投げさせて欲しかったなあ。
毎回三振って出来そうでなかなか出来ない。
あの金田、江夏でさえ生涯5回しか記録していないし、江川も4回だ。
この記録は人が思うよりはるかに難しい記録で三振を取れる投手にとってはひとつの勲章だと思う。
分業制が確立されて、中継ぎ陣も登板しなければ給料に影響するのかもしれないが、今日は杉内に最後まで投げて(投げさせて)欲しかった。
まあしかし、杉内はこれで2勝目、奪三振もリーグ2位、K/9もリーグ2位(共に1位は菅野)と杉内らしさも出てきたし、どうやら故障の影響もなさそうで今後が楽しみだ。